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空港の地上業務職員の通勤用に スイスポートがNear Meを正式導入

2021/9/6(月)

スイスポートジャパン株式会社(以下、スイスポート)は、株式会社NearMe(以下、ニアミー)の提供するサービスを正式導入する。ニアミーが、9月2日付のプレスリリースで明かしている。
新型コロナウイルスの世界的な流行に対して、ワクチン接種が拡大している。しかし、デルタ株やラムダ株などの変異種の発生と流行により、いまだに確実な抑制手段が確立されていない。そのため、日本を含めた多くの国で感染予防を目的とした移動制限が実施されている。一方、社会インフラを担う業務に携わる人々は、感染リスクと隣り合わせになりながらも、出社し現場で働くことが求められている。例えば、空港における旅客・ランプ・オペレーション・貨物・整備といった幅広い地上業務(グランドハンドリング業務)などに携わる人々だ。

ニアミーは、独自のAIで最適化した空港送迎などのスマートシャトルを運営している。2019年8月より、nearMe.Airport(以下、ニアミーエアポート)を開始した。このサービスでは、航空機を利用するユーザー向けに自宅/ホテル~空港間の送迎を行っている。さらに、2020年5月より、コロナ対策をしながら企業の通勤をサポートするnearMe.Commute(以下、ニアミーコミュート)の提供を開始した。


スイスポートは、全国6カ所の空港でグランドハンドリング業務を提供している。従業員の安心・安全な通勤、およびこれまで自社で実施していた配車の効率化を目指し、2021年7月6日よりニアミーコミュートを実施。その結果、従業員のUX(ユーザーエクスペリエンス)を向上しつつ、20%以上のコスト削減効果が見込めることなどから、正式導入されることになった。

今回のスイスポートが導入する通勤シャトルは、ニアミーエアポートとニアミーコミュートのハイブリッド型サービスだ。空港に勤める従業員の通勤をサポートするために運行する。独自のAIでルーティングの効率化を行うニアミーのプラットフォームも活用し、これまで自社内で行っていた配車業務のDX促進も行うという。

■スイスポート 代表取締役 武智 聡 氏のコメント
深夜時間帯の従業員送迎はコロナ以前から当社の課題の一つであり、24時間空港で業務を行うためには避けて通れないものでした。
今回のニアミー様と当社羽田空港支店でトライアルを実施した結果、交通費の抑制、事務作業の効率化や従業員の満足など、期待を超える成果が得られました。ニアミー様が提供するサービスは、当社従業員を確実に送迎しつつもコストを削減するという難題に対する有効なソリューションであると考えています。
引き続き当社羽田空港支店での活用はもとより、他支店への拡大により従業員の満足度を高めつつ、効率化を実現していくことを期待しております。

■ニアミー 代表取締役社長 髙原 幸一郎 氏のコメント
この度は、スイスポート様にニアミーを正式導入いただけること大変ありがたく存じます。ニアミーはこれまでに関西などのタクシー会社さんとともに社内のDX推進を行っていますが、全国展開するスイスポートさんともご一緒できることをうれしく思います。独自のAIと弊社のプラットフォームを活用した相乗りにおけるルーティングと運行の最適化を行なうことで、少しでもスイスポート様のDX推進に貢献したいと考えております。
また、新型コロナウィルスがさらなる猛威を奮っているため、引き続き安心・安全、そして不特定多数ではなく、誰が乗車したかわかるような特定少数での運行を行うことで少しでも従業員の皆様にも安心して業務に取り組んでいただければと思います。これまでのトライアルは羽田での運行だったため、今後は成田などあらゆる空港での送迎を効率化できるよう、利用者のUXおよび業務のDXを推進してまいります。

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