ニアミーは、「タクシーの相乗り」アプリとオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」などを展開している。AIを用いたルート最適化技術を駆使し、昨年8月より空港送迎に同サービスを使用するなどの実績がある。

今回、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、各地で外出自粛、自宅勤務が行われている。その一方、病院・医療、スーパーマーケット、金融機関など、出社がどうしても必要な人も多くいる現状だ。

ニアミーは前述の実績などを生かしつつ、このような人たちが通勤に利用できる専用シャトルサービスを提供すると発表した。4月16日からWebサイトで受け付けを開始。申し込み順に順次オンラインで打ち合わせを行うことだ。

発着点の対象となるのは、東京都内の15区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、豊島区、江戸川区)内の指定場所で乗客をピックアップ、各企業・団体が指定する場所まで移動する。車両はハイエース、アルファードなどのバンタイプを使用する。


ニアミーの発表によると、(1)乗車中の車内換気、(2)全乗務員の運行前検温とマスクの着用、(3)利用客の乗車時アルコール消毒、(4)前日までに利用者を決定、感染者が出た場合早急な対応、(5)乗車後の清掃とアルコール消毒、(6)利用客同士が隣接しないよう、少人数・大型車での運行、以上の6カ条を徹底するとしている。