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NEC「空飛ぶクルマ」試作機の浮上実験に成功 今よりもっと自由に空を移動するために

2019/8/6(火)

日本電気(NEC)は8月5日、空の移動革命の実現に向けて、「空飛ぶクルマ」の移動環境に必要となる、交通整理や機体間・地上との通信などを支える管理基盤構築の本格的な開始を発表した。本取組みの第一段階として、近未来型の「空飛ぶクルマ」における機体管理の機能や飛行特性を把握するために試作機を開発し、NEC我孫子事業場(所在地:千葉県我孫子市)に新設した実験場で浮上実験に成功した。
今回、NECが開発した試作機のサイズは、全長約3.9m・幅3.7m・高さ約1.3mで、「空飛ぶクルマ」に必要となる、自律飛行や機体位置情報把握(GPS)を含む飛行制御ソフトウェアおよび推進装置であるモータドライバなどを新たに開発し、本試作機に搭載している。そして、新設した実験場にて、試作機の浮上に成功した。

「空飛ぶクルマ」の試作機及び実験場の概要



NECは、これまで、経済産業省と国土交通省が設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」へ参画するとともに、日本発の「空飛ぶクルマ」の開発活動団体「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営する一般社団法人CARTIVATOR Resource Management(本部:東京都新宿区)とスポンサー契約を締結し、「空飛ぶクルマ」の機体開発の支援などを進めている。

今後も、新たな移動環境の管理基盤の構築を目指して、「空飛ぶクルマ」に関する技術開発や試作機を活用した検証・評価を継続して実施するとともに、CARTIVATORをはじめとしたパートナー連携を強化。そして、将来的には地上から空までをシームレスに繋ぐ、安全・安心な次世代の移動環境の実現に向けて本取組みを加速する。

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