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NTTなど5社 札幌市で相乗りタクシーとサイクルシェアを合わせたサービスの開始 観光の移動問題の解決へ

2019/10/17(木)

日本電信電話株式会社(以下、NTT)、一般社団法人札幌ハイヤー協会(以下、ハイヤー協会)、互信ホールディングス株式会社(以下、互信HD)、さわやか無線センター 昭和グループ(以下、昭和グループ)、認定NPO法人ポロクル(以下ポロクル)は、札幌市における地域経済の活性化に向けたモビリティ向上に関する取組みとして、2019年10月16日から、「さっぽろ観光あいのりタクシー」の実証実験を共同で実施すると発表した。
「さっぽろ観光あいのりタクシー」の実証実験は、2019年1月25日からを実施してきた。そこで、観光先の増加や夜間観光の需要外国人観光客をはじめとする観光客の市内周遊性の向上が見込まれ、今回は、地元商業施設を新たに乗降ポイントに追加し、「ポロクル」サイクルシェアリングサービスを一日限定の乗り放題で利用することも可能になった。また、決済方式について、クレジットカードに加え、電子マネー、QRコード決済、現金を拡充した。

本事業は、近年急増している外国人観光客をはじめとする観光客の市内周遊において、喫緊の課題となっている二次交通やキャッシュレス決済、コミュニケーション問題を解決し、観光客の満足度を高め、消費拡大や再訪意欲の向上を図ることを目的としている。

なお、観光客向けの相乗りタクシーとサイクルシェアリングサービスを合わせて有料で提供するのは国内初の取組みとなる。

実施内容

1.サービス名称 「さっぽろ観光あいのりタクシー」(https://sapporo-sharetaxi.com )
2.実施期間 2019年10月16日から11月30日(11月までの利用実態に応じて延長の場合も有り)

3.ターゲット 観光客(特に外国人観光客。ただし、市民利用も妨げない。)

4.乗合タクシーのサービス内容 (1)乗車方法 乗車人数に応じ、一人1日約1,000~4,000円(税込)であらかじめ定められた乗降場所間を乗り降り自由(乗車料金は乗車時に電子マネー、QRコード決済、クレジットカード、現金にて支払い可能、ただし、一部非対応の決済有り)
4,000円/1名 7,000円/2名 8,000円/3名 9,000円/4名 10,000円/5~9名
(2)利用方法 利用者はWEB(スマホやタブレット)で予約(地図上で乗降場所、時間を設定)
(3)運行時間 9:00~22:00(予約受付時間は8:00~21:30)
(4)運行車両 普通タクシー(乗車定員4名)とジャンボタクシー(乗車定員9名)を併用。
(5)乗合場所 観光施設、宿泊施設や商業施設、飲食施設等、市内約50か所。

5.ポロクルサイクリングシェアサービスのサービス内容 認定NPO法人ポロクルが運営している電動アシスト対応の自転車のシェアサービス。乗合タクシー利用者は追加料金無しで一日乗り放題のサービスを受けることが可能。(利用可能期間は10月30日まで)

6.推進体制 NTT、札幌市内タクシー会社(札幌ハイヤー協会、互信ホールディングス、明星自動車、昭和交通、はまなす交通)とポロクルが協力して実施。札幌市および札幌観光協会に協力を得て、官民連携のもと展開。

7.オンデマンド交通 NTTが提供するオンデマンド型交通サービス「AI運行バス®」によるリアルタイムのAI処理で最適な車両を決定し配車することにより、目的の降車場所まで、効率的な乗合運行を実現。

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