今回の実証実験では、2つのテーマをそれぞれトヨタ紡織のMOOX（ムークス）と、トヨタ自動車のSQUAL（スクォール）という2種類の自動運転コンセプト車両を使って実施する。

MOOXを使った実証実験は、テーマパーク内回遊の価値向上を目的としたARによるゲームやライブの配信を行う。車窓の透明ディスプレイにARの映像を表示し、映像に合わせて座席が振動したり、香りが広がったりする。ARの映像は乗客のジェスチャーに合わせて変化するため、インタラクティブな体験が可能だ。


SQUALを使った実証実験では、移動時間の価値向上および車両周辺スポットへの送客や、テーマパーク内の回遊促進に取り組む。ドコモのコンテンツ配信技術とAR・VR技術を掛け合わせ、窓型ディスプレイに愛知県内の観光施設や観光スポットを投影。施設予約やクーポン取得などの疑似体験も含めて、実際に現地にいるかのような体験を演出する。車内のディスプレイからドリンクを注文することも可能だ。

また、SQUAL降車後には、位置情報に連動した周辺スポット情報やXRのエンタメコンテンツを手元のタブレット端末に配信する。降車後の徒歩移動も含め、XRを使ったモビリティ内外における新たな価値創出の可能性を幅広く探る方針だ。

実証実験は12日から19日まで実施し、そのうち13日と14日にはMOOXやSQUALの試乗体験できる一般公開も予定している。

なお、実証にはドコモ、トヨタ自動車、トヨタ紡織のほか、JTBやアイサンテクノロジーも事業者として参画する。


(出典：NTTドコモ Webサイトより)

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