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広島・大崎上島町でスマートアイランドの実証実験 自動運転活用でオンデマンド交通・物流を検証

2020/12/14(月)

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使用する自動運転車両「macniCAR-01」

PerceptIn Japan合同会社(以下、パーセプティン) は、株式会社マクニカ(以下、マクニカ)と連携して大崎上島町スマートアイランド推進協議会が、富士通株式会社(以下、富士通)と共同で実施する「オンデマンド交通技術と小型自動運転車両を活用した島内の新たな交通・物流手段の確立を目指す実証実験」に、自動運転技術と低速電動車両を活用した「自動運転プラットフォーム」を提供すると発表した。なお、同実証実験は、国土交通省の「スマートアイランド推進実証調査」に採択されたもの。
実証実験では、オンデマンド交通技術・自動運転車両を活用した交通オンデマンド交通技術・自動運転車両を活用した物流について検証を行う。

オンデマンド交通技術・自動運転車両を活用した交通では、白水港と垂水港の区間を移動したい利用者が、ウェブサイトや電話で乗車時間を予約すると、「オンデマンド交通サービス」を介して自動運転車両に予約情報がコールセンターから連絡され、指定した時間・場所に迎車できる。乗車した港からもう一方の港へ利用者を送迎する一連の流れや車両の運行管理などについて実証実験を行い、有効性を検証する。

オンデマンド交通技術・自動運転車両を活用した物流では、白水港、垂水港周辺の宅配利用者が、同様に両港周辺の事業者を想定した宅配品提供者に対して電話で商品を注文し、宅配品提供者が商品を配達するため、自動運転車両による運送を電話やウェブサイトで予約。その後、「オンデマンド交通サービス」を介して自動運転車両に予約情報がコールセンターから連絡され、自動運転車両で利用者に配達する一連の流れなどについて実証実験を行い、有効性を検証する。
※いずれの実験でもセーフティードライバーが乗車
実証実験は、2020年12月17日(木曜日)から12月20日(日曜日)まで行う。
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走行ルート


今回使用する自動運転車両「macniCAR-01」は、PerceptIn DragonFly 自動運転ソリューションによって自律走行を可能にした2人乗りの超小型モビリティだ。PerceptIn DragonFly 自動運転ソリューションは、低速走行の車両に最適なLiDARや高精細3Dマップを使用しておらず、低コストに抑えられる。また、以下3つの特徴がある。
(1)ローカリゼーション: GPS(RTK-GNSS)の位置情報に、コンピュータビジョンのVisual SLAMと視覚慣性オドメトリ(VIO)とを統合することよって、正確かつ強靭な自己位置姿勢推定が可能
(2)パーセプション: コンピュータビジョンのディープラーニングは、独自の認識アルゴリズムを実行して、障害物の正確な空間情報と意味情報を抽出可能
(3)マップシステム: GPSによる車線情報と目的地情報によって、既存のデジタルマップ(OSM)を拡張してルールベースのルートマップを作成可能
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自動運転プラットフォーム


マクニカは、macniCAR-01の提供のほか、自動運転の実装作業や運行管理などの支援を行う。また、富士通は、オンデマンド配車サービス「FUJITSU Future Mobility Accelerator オンデマンド交通サービス」をモビリティ・アプリケーションとして自動運転プラットフォームと連携、損害保険ジャパン株式会社が自動運転実証実験のリスクアセスメントを実施する。

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