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パイオニアとアーム 交通事故削減のための予測モデル構築に関する共同開発契約を締結

2019/6/3(月)

パイオニアは、5月30日、英Arm社(本社:英国ケンブリッジ)のデータビジネス部門であるArm Treasure Data(以下、アーム)とモビリティ分野でAI技術を活用したデータ分析および、行動予測・事故予測モデルの構築に関する共同開発契約を締結した。2016年に交通事故で死亡した人は世界で135 万人に達しており、交通弱者である歩行者や自転車やバイクを運転する人がその半数以上を占めている。 そのような背景を受け、今回の協業では、自動車に限らずモビリティ全体の交通事故削減を目的としている。
共同開発における役割分担は、パイオニアは「Intelligent Pilot」を活用した、さまざまなモビリティデータの収集および、デジタル地図データを用いた分析、予測モデルの構築、プラットフォームへの実装。アームは、カスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data eCDP」による、モビリティデータの収集におけるデータ成型および、成型データを用いた分析アルゴリズムの設計、予測モデルの構築支援を行う。これにより、さまざまな交通手段からセンサーデータを収集、AI 技術を活用したデータの分析、事故削減のための行動予測・事故予測モデルの構築を進める。

今後、両社は、四輪車に限らず二輪車などを含めモビリティ全体の交通事故削減を目指す。

「Intelligent Pilot」

デジタル地図データ、プローブデータと事故発生地点、天気、そのドライバーの運転傾向などから、統合的に事故のリスクをリアルタイムに予測し、現在の状況に合わせて注意喚起と警告をする先進的な運転支援システムだ。

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