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佐川急便・HEYタクシー、北海道初となる乗用タクシーの貨客混載事業を開始

2018/11/28(水)

北海道初となる乗用タクシーによる貨客混載事業の運用フロー

北海道初となる乗用タクシーによる貨客混載事業の運用フロー

SG ホールディングスグループの佐川急便株式会社(以下、佐川急便)は、有限会社 HEY タクシー(本社:北海道上川郡、以下 HEY タクシー)と宅配事業の効率化、地域の交通インフラ活性化を目的に、貨客混載事業を展開することに合意し、11月21日から乗用タクシーを活用した宅配事業を開始した。乗用タクシーを活用して荷物を配達する貨客混載事業は北海道の宅配便事業者で初の事例となる。

1.背景

自動車運送業の担い手不足と人口減少等に伴う輸送需要(旅客)の減少により、特に過疎地域等においては、人流及び物流サービスの維持が重要な課題となっている。このような状況下、旅客又は貨物の運用に特化してきた従来の輸送のあり方を転換し、一定の条件のもと旅客と荷物を運ぶ「かけもち」ができるよう規制が緩和された。同制度を活用して、HEY タクシーと佐川急便は乗用タクシーで宅配便を配達する貨客混載事業を開始した。

2.事業概要

HEY タクシーの乗用タクシーの荷室に佐川急便の宅配荷物を積み込み、旅客事業を行う以外の時間帯に荷物の配達を行う。今回計画しているエリアは上川郡当麻町で、乗客利用の比較的少ない日中の時間帯を活用して乗用タクシーの運転手が個別配送するもの。配達業務を終えた後は、佐川急便旭川営業所の担当ドライバーが不在などの未配達荷物を回収し業務終了となる。

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