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スマートスピーカーでクルマの無機質空間を変える・オンキヨー

2017/12/11(月)

左:開発本部 開発技術部 部長 河村 文昭 氏 中央:開発本部 本部長 德田 充彦 氏 右:AI/IOT事業推進室 佐野 恭平 氏

モビリティ業界に音の革命児

 国内でのスマートスピーカー市場が盛り上がりを見せている。
10月にLINEの「Clova WAVE」と「Google Home」、11月には「Amazon Echo」が立て続けに発売されている。音響メーカーであるオンキヨーは、9月には米国でAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカーを、11月下旬には国内でもGoogle Assistant搭載のスマートスピーカーを発売した。SDL(スマートデバイスリンク)コンソーシアムに今年8月に加盟し、車載用のAI対応スマートスピーカーの開発にも乗り出している。音のプロフェッショナル集団であるオンキヨーが展開する高音質の音が楽しめるスマートスピーカーは、モビリティ業界に何をもたらすのか――。
[LIGARE vol.36 (2017.11.30発行) より記事を再構成]

 

〈機能充実のスマートスピーカー〉

米国で既に発売された「VC-FLX」はAmazon Alexaを搭載し、呼びかけると音楽再生や天気、交通情報などの情報を音声で返答してくれる。また、WEBカメラを搭載し、スマホ経由で室内の状況を確認・録画することが可能だ。湿度・温度・照度センサーによりスマートホームの管理、操作もできる。

AI/IoT事業推進室の佐野恭平氏によると、「クラウドを経由して、ライブカメラで家の外から家の中を見ることやトークバックが可能」。外出先でスマホを見ながら、家の中にいる子供と会話することができるという。他にも、「AWAYという外出モードにすると、ペットがスピーカーの前を通る度にサイレンを鳴らす、携帯に連絡が入るといった設定機能があり、大切なものをペットが壊さないように管理ができます」(佐野氏)と、家の中の見守り機能が充実しているようだ。

Google AssistantとChrom ecast built-inを搭載したAI 対応スマートスピーカー「G3」が11月に国内発売されている。Google Playミュ ージックなどのサービスから、各部屋のワイヤレススピーカーなどでストリーミング再生ができる。ボリュームのコントロールや曲の選択、空調や照明までも音声での操作が可能だ。

11月下旬に同じくAmazon Alexa搭載のスマートスピーカー「P3」が国内で発売されている。Amazon Musicなどの音楽ストーリミングサービスの選曲・再生、各質問への応答、ニュースやオーディオブックの読み上げなどができる。

オンキョーが構想する3つのAIシーン



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