住友ゴム、IoT開発2社と業務提携 オープンイノベーションでタイヤ管理ソリューション展開
2019/5/16(木)
住友ゴム工業は、5月16日、タイヤデータを利用したソリューションシステムの構築に向け、トライポッドワークス株式会社、SYSGRATION LTD.の2社との基本業務提携契約を締結したことを発表した。
今回の基本業務提携は同社の掲げるタイヤ技術コンセプト「SMART TYRE CONCEPT」に、デジタルツールから得たデータを利用した新たなソリューションサービスの領域を追加し、拡張していく一環となるもの。オープンイノベーションによるデジタルツールの活用により、新たなサービスを創出する。今後は、直接式TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)などのデジタルツールを使って得られる、タイヤ空気圧・温度データを活用したタイヤ空気圧管理ソリューションサービスの展開を行う。その後、デジタルツールの機能追加、外部サービスとの連携を実施することで、タイヤ管理ソリューションモデルを段階的に拡張していく予定。
今回の業務提携はMaaSの発展によるクルマの所有から使用への転換、自動運転化によるドライバーレスなど、自動車業界の変化が背景にある。