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逆説のスタートアップ思考 -Supernova- スパノバ株式会社

2017/11/9(木)


―今やっている事業で言いますと、リサーチとスポンサーをやっていて、これからコンテンツサービスが始まるという感じですか?

そうですね、それらを起点として、起業家情報などをsupernovaがほとんど把握しているという状況にしたいと思っています。そこから横展開していって、マトリクス上にビジネスを広げていきたいです。

α版は無料で公開していて、助成金の話をまとめていたり、投資家の情報を約1500社載せていたりなど、サービスとして載せておいた方がいい情報がたくさんあるので、それを細かく載せていたりします。見たほうがいい資料とか、テンプレートとして役に立つようなものなどをいろいろ提供しています。起業家からみたときに、情報が散雑しているのが問題点だと思っているので、これらを全部まとめて掲載しています。

投資家でさえ把握できていないのに、本業のある起業家が本業に関係ない情報を把握していることはほとんどありません。これを全部整えるインフラをつくろうというのがsupernovaの今やりたいことです。

 

ハードテック領域に挑むスタートアップ(判断軸)



 

―自動車業界は国内で最も市場としては大きいところですが、業界の外からみている立場として自動車業界をどう見ているのか、教えてください。

おそらく、今の自動車の延長線上にはないものが到来する予感があります。例えばファッション業界では、超小ロットでブティック型のものがいくらでも低価格でできるような時代が来そうです。自動車においても似たような形で、工場を最適化したり、造り方を変えていくサービスが今後出てきたときは、自分たちで独自の車を造るような、ブティック型のものとかが出てくる可能性があると一つ考えています。

それに加え、そのような世界が到来したときに、おそらく強豪となるのは、そもそもクルマは持たないけれど、クルマのことを全部把握していて、どのクルマさえも自分が保有せずシェアリング的に使える会社だと思っています。今、自動運転に向かっていると思うんですが、そこに向かったときに、今の造っている工場の延長線上にある自動運転と、シェアリングというところのある面をとったときの自動運転みたいな二つの方向があると思うので、その二つの向かう方向に興味があります。

昔よりも自動車を構成する部品数って少なくなりますよね。そうなったときに、ハードウェアのソフトウェア化という流れで、どんどんすべてがソフトウェアになっていったときにどうなるんだろうっていうところにも興味があります。

おそらくこのままでは、イノベーションのジレンマが発生する可能性が高いのが自動車業界だと捉えています。そうなるときに、ジレンマを回避するためには既存の組織の枠組みから脱して、いろいろ実験させるということが重要になるかと思うので、そういったことにもし取り組むのであればsupernovaが何かしらの支援はできるのではと思います。

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