ティアフォーとPlus社が提携 自動運転トラックの実証等推進へ
2025/3/12(水)
株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は3月10日、End-to-End AIを活用した自動運転システムの開発を手掛けるPlus社との提携を発表した。
両社は、まずはティアフォーが開発を主導する自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」と、Plus社が開発中のEnd-to-End AIを活用した自動運転システムを結合。自動運転レベル4水準の評価を実施したうえで、日本市場向けに最適化した自動運転トラックの実証実験および社会実装を推進する。その後、拡張性の高いプラットフォームとして進化させ、トラック以外のさまざまな領域にも適用可能な「自動運転2.0」指向のソリューション提供を目指すという。
また、ティアフォーは同日、自動運転システムおよび自律型マシンの開発を加速させる「センサーフュージョン開発キット」のリニューアルも発表している。このリニューアルでは、これまで2台のコンピューターを用いた接続構成を1台に統合し、よりシンプルで効率的な構成で高度な物体認識技術を導入できるようになるとのことだ。
▼関係者のコメント
■ティアフォー 代表取締役社長CEO 加藤真平氏のコメント
ティアフォーでは、パートナーと共創することで最先端の自動運転システムを提供することを事業の中心に据えています。Plusはグローバルなスタートアップ企業として、欧米の主要な商用車メーカーの自動運転システム開発を支えています。Plusと共に、自動運転2.0の実現に向けた技術開発を加速していきます。
■Plus社 CEO・Co-Founder David Liu氏のコメント
運転手不足と高齢化を抱える日本において、自動運転トラックが解決策の一つになると考えています。Plusが開発する自動運転2.0に向けた生成AIを基盤とする自動運転技術と、グローバルな車両メーカーとの自動運転トラックの導入経験を活かし、ティアフォーと共に日本での自動運転トラックを展開していきます。