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羽田空港と九州3空港、案内ロボット等の広域連携共同実証実験実施

2022/7/14(木)

日本空港ビルデング株式会社(以下、日本空港ビルデング)ら4社は、羽田空港ターミナルにおいて導入されている案内ロボットや清掃ロボット等の広域連携での共同実証実験を行う。7月6日付のプレスリリースで明かした。

日本空港ビルデングは、2016年に羽田空港旅客ターミナルにおいて、ロボット実証実験プロジェクト「Haneda Robotics Lab」を立ち上げた。同プロジェクトの基本構想は、利用者の満足度向上などが求められる中で、課題解決に貢献するためにロボット技術の活用が不可欠という考えだ。日本における将来的な労働生産人口の減少という問題への解決の一助として、また、カスタマージャーニーの向上策の一環として取り組んでいる。

同社は、その構想の中で 空港ターミナルを活用したさまざまなロボットの実験を行っている。2022年7月時点で、案内、翻訳、移動、清掃の各分野を支援する、合計8種類のロボットの導入し、運用中だ。

今回の実証実験は、日本空港ビルデング、鹿児島空港ビルディング株式会社(以下、鹿児島空港ビルディング)、宮崎空港ビル株式会社(以下、宮崎空港ビル)、長崎空港ビルディング株式会社(以下、長崎空港ビルディング)の4社で実施する。目的は、利用者の旅客ターミナルにおけるさらなる利便性向上、非接触サービスによる感染症対策、将来的な労働力の不足などの社会課題解決への貢献だ。

同実証実験は、鹿児島空港、宮崎空港、長崎空港にて、7月5日~7月29日(開始日は各空港によって異なる)の期間中に実施する。使用するロボットは、案内ロボット「mini MORK」、翻訳ロボット「C-FACE」、清掃ロボット「EGrobo」、および清掃ロボット「Gaussian」だ。

なお、日本空港ビルデングは、鹿児島空港ビルディング、宮崎空港ビル、長崎空港ビルディングとの連携により、共通のロボット技術を活用した、シームレスなサービス提供を想定した検証を行うと述べている。これにより、 航空業界のさらなる利便性向上と、社会課題の解決に協働で取り組むとのことだ。

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