Googleマップ、首都圏の鉄道のリアルタイム位置情報を掲載
2021/2/5(金)
2月1日から、Googleマップ上で首都圏の鉄道のリアルタイム位置情報の掲載が始まった。
今回の取り組みは、公共交通オープンデータ協議会による「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」において提供されたデータを用いて行うもの。チャレンジ期間中は、JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄の列車のリアルタイム位置情報が、経路探索に際してGoogleマップ上に表示されるようになる。公共交通オープンデータ協議会は、公共交通事業者およびICT事業者等85団体(2021年2月1日現在)で構成されている産官学連携の団体。鉄道・バス・航空・フェリーの分野において、公共交通関連データのオープン化に向けた活動を行っている。2019年5月から、鉄道・バス・航空などさまざまな交通機関のデータをワンストップで提供する「公共交通オープンデータセンター」の運用を開始している。
「東京公共交通オープンデータチャレンジ」は、公共交通データを開発者に公開し、首都圏でのスムーズな移動と快適な滞在に貢献するアプリケーションを募集する、オープンイノベーション方式のコンテスト。過去最大規模となる第4回チャレンジでは、開催期間中に営利企業の運営するサービスによるデータの利活用も可能となり、既に複数の乗換案内サービスにリアルタイムデータが掲載されている。
公共交通オープンデータ協議会はこの活動を通じ、公共交通データのオープンな利活用が社会に定着し、日本のモビリティ分野のDXが実現することを目指す。