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東芝、双日らがEVバス向け次世代電池の開発に成功、実証も開始

2024/6/21(金)

実証実験開始のセレモニーの様子
左から東芝執行役員・電池事業部バイスプレジデント 高岡聡彦氏
CBMM社長 リカルド・リマ氏
双日米州総支配人 山口幸一氏
東芝上席常務執行役員 佐田豊氏

株式会社東芝(以下、東芝)、双日株式会社(以下、双日)、ブラジルのCBMM社は6月20日、EVバス向け次世代リチウムイオン電池の共同開発成功を発表した。さらに、同電池を搭載したEVバス試作車の実証も開始している。

今回発表した電池では、ニオブチタン酸化物(Niobium Titanium Oxide、以下、NTO)を負極に用いている。NTOを負極に用いたリチウムイオン電池を搭載したEVの走行は世界初だ。(2024年6月20日現在。東芝、双日、CBMM社調べ。)

また、今回の試作車では、フォルクスワーゲン・トラック・アンド・バス(Volkswagen Truck & Bus)が開発した電気バスをベースとしており、約10分で急速充電が可能だ。さらに、今回の実証では、この試作車を活用し、CBMMが権益を所有するブラジル・ミナスジェライス州にあるアラシャ鉱山で実走行している。

なお、3社は、今後各社の技術・ノウハウ・知見を最大限に活用し、2025年春のNTOを用いた次世代リチウムイオン電池の製品化およびグローバルでの販売に向けた活動を推進していく。そして、同実証を通じて、NTOを用いた次世代リチウムイオン電池の特性および車両運行データの収集を行い、商業化に向けた必要な調整を行っていくと述べている。

(出典:東芝 Webサイトより)

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