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AIの画像解析でトラック積載量算出を自動化、豊田合成が運用開始

2023/9/4(月)

輸送効率向上のための
改善ポイント

豊田合成株式会社(以下、豊田合成)は8月30日、製品納入時の輸送効率を高めるため、トラックの積載量の算出をAIで自動化するシステムを開発したと発表。同社のみよし物流センターで運用を開始したという。

同システムでは、みよし物流センターで積み下ろしする全てのトラック(1日あたり500便)の貨物量を24時間撮影、AIによる画像解析でその量を自動算出する。これにより、即座に正確な積載量の把握が可能となり、積載率の低い路線・便の抽出が容易になった。試験導入した一部の路線では、運行本数を1日15便から12便に減らすといった輸送効率の向上につながったという。

今回の取り組みにより、年間で約4400便の運行本数の削減が可能となり、140トンのCO2削減につながる見込みだ。さらに、無駄のない物流計画により、社会課題となっているトラックドライバー不足の解消への効果も期待できる。なお、豊田合成は、今後グループ全体での輸送効率向上に向け、同システムを一宮物流センター(TGロジスティクス)に2023年秋から導入する予定だと述べている。

(出典:豊田合成 Webサイトより)

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