今回の取り組みは、トヨタ紡織株式会社の協力の下で実施する。M-aidは、同社が開発したさまざまなヘルスケアDXサービスとトヨタ紡織の車室空間開発技術(シート可変機構技術)を融合した 、医療サービス車両「MedaaS(Medical as a Service)」を製作した。

同車両は、ワンボックスカーを活用した居住性の高い車室空間を架装した。さらに、トヨタ紡織のシート可変機構技術を活用したマルチレイアウトシートシステムを搭載し、さまざまな医療サービスに対応できるマルチタスク車両としている。さらに、高齢者や身体に障がいを持つ人にも安全に乗降できるよう、乗降口にサイドステップや車椅子専用リフトも装着した。

また、同車両は、マルチタスクにレイアウトが可能なシートを搭載したことで、さまざまなシーンでの実用が可能となった。例えば、オンライン診療やオンライン特定保健指導、企業健診時の出張歯科検診、検査、健康診断時の補助車両などだ。なお、M-aidは、今後、医療、福祉、災害時対応などさまざまなサービス提供者とも連携し、行政のニーズにも対応できるよう、同事業への取り組みを本格化していくと述べている。