豊田市とジョルダン、観光型MaaSのモバイルチケット「ENJOYとよたパス」提供を発表
2019/7/17(水)
愛知県豊田市(以下、豊田市)とジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)は、2019年9月から、国内の自治体では初めて、「観光型MaaS」のモバイルチケット「ENJOYとよたパス」の提供を開始すると発表した。
豊田市では、この秋開幕するラグビーの国際大会に合わせて、来訪する国内外の観光客向けに、利便性の高いモバイルチケットによる企画きっぷの販売・運用を検討しており、そこでジョルダンが提供するアプリの採用が決定した。国内外より多くの来場者が見込まれている中、利用者は、多言語に対応したアプリで、企画きっぷを購入することで、そのままスマートフォン1つでバス・飲食店・観光施設での利用が可能となる。なお、バス乗車券にはジョルダンが日本での総代理店契約をしているMasabi社のモバイルチケッティングサービス「Justride※」(ジャストライド)が採用され、この技術を使った国内初の「観光型MaaS」となる。
モバイルチケットの販売期間は、2019年8月28日~2019年10月27日。豊田市内のバスの1日乗車券「とよた 1DAY パス」および1日乗車券に飲食などのサービスを付加した企画きっぷ「ENJOY とよたパス」が対象となる。利用者は、アプリを使ってキャッシュレスでチケットを購入することができる。
今回の提供では、訪日外国人向けに多言語対応のバス一日券や企画きっぷを用意することで、利用の混乱や不便の軽減を見込んでいる。またラグビーの試合前後の時間を有効活用できる企画を用意し、豊田市内の商店・施設への集客を促進、地域活性化を目指す。
※公共交通機関を対象としたモバイルチケッティングサービス。このサービスでは、サードパーティのアプリがチケットを選んで支払いを行い、二次元コードのモバイルチケットを安全なチケットウォレットにより利用者に送ることができる。