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工場等での無人化・省人化取り組みまとめ【2020年~2021年11月】

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2022/1/11(火)

ヤマハらが開発した
自動運転EV

物流や製造の現場では、労働力不足やDXの遅れなどの課題を抱えている。さらに、工場や倉庫によって求められる能力や使用する環境が異なるため、複数の現場に導入するためには、ある程度の汎用性を持った対策が必要だ。そのような条件を満たすために、複数の企業が無人機や無人機を動かすシステムの開発に取り組んでいる。当記事では、2020年から2021年11月までに行われた工場無人化・省人化に向けた取り組みについてまとめる。

ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ)

ヤマハは、株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)、株式会社eve autonomy(イヴオートノミー 以下、eve autonomy)とともに新型自動運転EVを開発した。2021年9月1日付のプレスリリースで明かしている。

今回開発したEVは、自動搬送サービス向けの量産を見据えた小型車だ。「Autoware」の技術と、ヤマハの高い信頼性を持つ車体開発技術を掛け合わせて共同開発した。「Autoware」は、ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OSだ。

同EVの特徴は、一定の段差・傾斜にも対応できる走破性と、天候や周辺物などの変化に対するロバスト性(堅牢性)だ。さらに、1500kgまでの牽引能力もしくは300kgまでの積載能力を有している。



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