ヴァル研究所と未来シェアが提携 動的なナビゲーションの実現へ
2018/10/12(金)
経路検索サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は、オンデマンド・リアルタイム配車サービス「SAVS(Smart Access Vehicle Service)」を提供する株式会社未来シェアと、ナビゲーションサービスの共同開発において、10月12日に業務提携を締結したと発表した。
背景
近年、少子高齢化や地方の人口減少といった環境の変化に対応したモビリティのニーズが高まっている。今回、オンデマンド・リアルタイム配車を強みとした未来シェアと公共交通機関データを保有するヴァル研究所が業務提携を行うことで、経路検索にタクシーやバスなどのオンデマンドでリアルタイムな配車情報を取り込み、動的なナビゲーションの実現を目指している。
両社の特徴
ヴァル研究所は、全国の公共交通機関データと経路検索システムを強みとし、移動に関するさまざまなサービスを展開している。2018年からはMaaSを念頭に方針を立てており、今後も多種多様なナビゲーションサービスへの展開を目指している。一方、未来シェアは、時間・ルートを固定せず需要に応じて乗合い車両を走行させる未来型交通システム「SAVS(Smart Access Vehicle Service)」を提供していて、AIによるリアルタイム配車などを実現している。この技術により、乗客の移送効率化や乗合い車両の利用者増加による社会的課題の解決が期待できる。
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