自動運転を支えるヴァレオの部品
2017/10/25(水)
─自動運転の公道走行などの試験やデモは行っていますか?
レーザースキャナを搭載したクルマは公道走行可能な仕様なので走っており、データの取得・蓄積をしています。レベル3の半自動運転車のプロトタイプをCruise4Uとしており、2016年のCESで実演走行を行いました。レベル4の自動運転車はDrive4Uといい、フランスでデモカーとして走行しています。─今年2月に市光工業が子会社になりましたが、それによるシナジーはどういったものがあるでしょうか。
例えばライティングやワイパーなどのクリーニングなど、製品をまたがっている部分の強化ができるかと思います。ADB(自動制御ライティングシステム)もカメラの画像認識とライティングの組み合わせなので、そこでの協業が深まればと思います。他にも空調、コクピット、HMIの部分でも一緒にやっていきたいと思っています。何よりも、市光工業で会長兼CEOであるアリ・オードバディがヴァレオの社長に就任しています。1人のリーダーがヴァレオと市光工業を率いていくことでシナジーが生まれますし、日本における連携では、イノベーションの面でお互いの良いところを共有しながら進んでいきたいと思っています。市光工業とは2000年からアライアンスパートナーだったので、全く新しい関係ではないですが、より深い関係を築けたらと思います。
─今後の自動運転の開発の方向性を教えてください。
ヴァレオの戦略の2本柱であるCO2排出量削減と直観的ドライビングの目的は、自動車社会の課題である地球温暖化や化石燃料の枯渇、渋滞の問題といったものを解決することです。そのためのテクノロジーやイノベーションを提供することが基本的な背ny楽となります。また、その課題の中にも少子高齢化や地方活性化、労働力不足など日本に固有のものがあります。これをヴァレオのテクノロジーを使って貢献できると思っています。社会に役に立つ技術を積極的に進めていきたいと考えています。get_the_ID : 1640
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