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フォルクスワーゲン、ギリシャでEV・再エネ導入事業 観光地の島で環境モデルづくりへ

2020/11/10(火)

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フォルクスワーゲンが4日、ギリシャのアスティパレア島で行う「スマートグリーンアイランド」プロジェクトについてギリシャ政府と合意したと発表した。

アスティパレア島はエーゲ海に浮かぶ、面積は約100平方キロメートルの島だ。人口約1,300人だが、毎年約72,000人の観光客が訪れる。しかし、島の公共交通機関はバス2台のみで、運行は島の狭いエリアに限定されているのが現状だ。エネルギー需要のほぼ全てが化石燃料によって補われているが、今後数年間で持続可能な観光のパイオニアになることを目指している。

今回の合意の長期的な目標は、アスティパレア島を気候に中立なモビリティ(climate-neutral mobility)のモデル島にすることだ。島の輸送システムを電気自動車(EV)に置き換え、再生可能エネルギーに移行する構想を掲げる。覚書(MoU)は、ギリシャ政府のコスタス・フラゴヤニス(Konstantinos Fragogiannis)外務副大臣とフォルクスワーゲンCEOのヘルベルト・ディース(Herbert Diess)氏が署名した。

プロジェクトの中心となるのは、最先端の輸送システムの導入だ。地元のパートナーと協力し、まずはレンタカーの一部をEVに置き換える。同時にe-スクーターとe-バイクのシェアリングサービスも導入する。このe-スクーターとe-バイクは、フォルクスワーゲングループのセアト(SEAT)ブランドが提供。従来の自動車約1,500台を、電気自動車約1,000台に置き換える計算だ。

また、地元企業の商用車、パトカー、救急隊の輸送、公共部門の車両などにもEVを導入する。島全体で約230のプライベート充電ポイントと、いくつかのパブリックポイントを設置し、包括的な充電インフラを確保する。充電器の提供は、フォルクスワーゲングループで電気事業を担当するエリ(Elli)が行う。

フォルクスワーゲングループは、パリ協定の目標達成に向けて取り組みを進めている。2050年までにカーボンニュートラルになることを目指しており、「goTOzero」という環境ビジョンを提唱する。今回のアスティパレア島のプロジェクトについてフォルクスワーゲングループは、「goTOzero」戦略に不可欠であり、モビリティの完全な脱炭素化を達成するための青写真であると説明した。

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(出典:フォルクスワーゲン Webサイトより)

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