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トヨタのMaaSアプリ「my route」が宮崎で実証開始

2020/11/10(火)

サンメッセ日南のモアイ像

サンメッセ日南のモアイ像
(写真:Nichinanshi ナビ より)

トヨタのMaaSアプリ「my route(マイルート)」は、11月6日から宮崎県で実証実験を開始した。シームレスな交通サービスの実現、そして商業・観光施設と連携した誘客促進と回遊性の向上を通じて、宮崎の地域活性化を目指す。
「my route」は、さまざまな交通手段を組み合わせた最適なルートの検索、タクシーや各種モビリティサービスの予約、電車・バスの企画チケット購入などの機能を搭載したMaaSアプリ。移動・交通に関する機能だけでなく、目的地周辺のイベント・観光情報なども調べることが可能だ。トヨタ自動車・トヨタファイナンシャルサービスが開発・提供を行っている。

実証は11月6日から翌年の3月12日まで行う予定。対象エリアは宮崎県宮崎市と日南市およびその近郊となっている。「my route」の導入は、福岡・北九州エリア、神奈川県横浜市、熊本県水俣市に続く事例だ。なお、今回の実証実験は国交省の「日本版MaaS推進・支援事業」に選定されている。

鉄道・バスのほかにも、タクシー配車アプリ「JapanTaxi」、シェアサイクル「PiPPA」、カーシェア「トヨタシェア」などが連携。アプリの複合ルート検索結果からそれぞれ利用できるようになる。また、カーシェアステーションも期間中に順次拡大する予定で、さらにトヨタが開発する超小型EVの投入も予定している。
※「JapanTaxi」: Mobility Technologies(旧:JapanTaxi)が提供するタクシーアプリ。「JapanTaxi」とDeNAの「MOV」との事業統合により、今年9月には新アプリ「GO(ゴー)」をリリースした。今後は「GO」への統合が進む予定だが、一定期間は「JapanTaxi」アプリも並行して展開する方針。

予約サービスについては、ANAの国内線予約、JR九州のインターネット予約(在来線特急・九州新幹線・高速バス)、「ハイウェイバスドットコム」の宮崎交通・西鉄等が運行する高速バスが連携する。これらのサービスも、ルート検索の結果から各予約サービスが利用できる。

そのほかにも、11月20日にオープン予定の複合商業施設「アミュプラザみやざき」の買物クーポンが付いた乗車券や、日南市の観光名所「サンメッセ日南」の入場券なども「my route」上で購入が可能だ。

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