「Will-MoBi」ローンチ決定 モビリティに特化したDXプラットフォーム
2023/9/29(金)
モビリティテック関連のソリューションを提供する株式会社Will Smart(以下、Will Smart)は9月29日、DXプラットフォーム「Will-MoBi(ウィル モビ)」を発表した。
このプラットフォームで、CASEやGXにつながるモビリティサービスの⽴ち上げ、IT活⽤で新サービスの構築が可能に。また、既存交通モードの効率化・⽣産性向上に取り組む⾃治体や事業者の課題解決を、よりスピーディに実現できる。
今回発表する「Will-MoBi」は、創業以来10年にわたり公共交通・物流・不動産といった社会インフラの領域で、実績を重ねてきたIoT技術やモビリティ関連機能モジュールなどをまとめたものだ。このプラットフォームで、CASEやGXにつながるモビリティサービスの⽴ち上げ、IT活⽤で新サービスの構築が可能に。また、既存交通モードの効率化・⽣産性向上に取り組む⾃治体や事業者の課題解決を、よりスピーディに実現できる。
DXプラットフォームとして、このシステムが有する各種機能を組み合わせ、もしくは⼀部をカスタマイズすることでさまざまなサービスの開発を効率的に実現できる。そのため、⼀般的にフルスクラッチで構築するような⼤規模なシステム開発は不要だ。
加えて、フルスクラッチでの開発に⽐べ、短い納期・低いコストでも安定した品質での開発が⾒込め、予算や納期に制限を持つ⾃治体や企業でも導⼊しやすいサービスである。
また、9⽉29⽇以降、第1弾として以下の4つのシステムパッケージのサービスを提供していく。
1.モビリティシステムパッケージ
カーシェアリングなどモビリティサービスに必要なシステム・機器類をそろえたパッケージ。新しいモビリティサービスを短期間で手軽にスタートすることが可能だ。
2.業務システムパッケージ(情報配信システム「Will-Sign(ウィルサイン)」)
デジタルサイネージへの配信管理システム。バスや鉄道などの運⾏情報表⽰や災害情報表⽰などに活⽤できる。
3.データサイエンスサポートキット
データ収集分析基盤・BI(Business Intelligence)ツール。
各種データの活⽤・分析を効率的に⾏える環境を構築。BI ツールを⽤いて⽬的に応じて分析結果を可視化することも可能だ。
4.車両データ取得API
⾞両に設置したIoT機器から取得されるデータを外部システムと連携するAPI。
なお、今回紹介したWill Smartは、株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャー企業として、2012年に設⽴。事業モデルの共創からハードウェアの企画製造及びソフトウェアの開発、導⼊後の運⽤までをサポートしている。
今後も「Will-MoBi」のDXプラットフォームにさまざまなサービスを順次ローンチし、よりよい社会の発展に貢献していく。
当記事の掲載画像は、全てWill Smartより提供