ティアフォー、NEDO事業で自動運転社会実装へ データ連携システム開発で実現
2024/7/23(火)
株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は7月23日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」において、自動運転支援道に関わる「路側カメラ、LiDAR等データ連携システム」の開発プロジェクトに採択された。この事業は自動運転の開発および社会実装の加速を目的としたデータ連携の開発枠組みだ。
ティアフォーは、この事業で、路側カメラやLiDAR等のデータ連携システムを開発する。路側インフラ機器と自動運転車両を連携させる路車協調システムを活用することで、自動運転車両と一般車両の混在空間における道路交通全体の円滑性と安全性を向上させる。これにより、自動運転車両の開発コスト低減や自動運転による安全な移動サービスを早期に実現が可能に。また、データ連携システムを協調領域として整備し、運用者が異なる複数のシステムを同じインフラ機器の情報に連携させることで、効率的な運用を実現できる。
ティアフォーは、この事業を通してデータ連携システムを整備し、政府が掲げる2025年度を目処に50か所、2027年度までに100か所以上での自動運転による移動サービスの導入の実現に貢献する。また、さらにその先の自動運転の社会実装を見据え、ドライバー不足など地域公共交通が抱える課題の解決に寄与していく。