空港MaaS、二次交通取り組みまとめ【2020年~2022年3月】
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2022/4/15(金)
航空会社も、さまざまな交通事業者とシステム面、サービス面での連携を進めている。具体的には、他の交通機関を含めた経路検索や予約などができるというものだ。これにより、利便性向上やシームレスなユーザー体験の提供などを目指している。当記事では、空港を中心としたMaaS事業や空港からの二次交通に関する取り組みについてまとめる。
全日本空輸株式会社(以下、ANA)
ANA山陰支店は、同社の経路検索サービス「空港アクセスナビ」と「チョクノリ!」が連携するサービスの提供を開始した。2022年3月2日付のプレスリリースで明かしている。ANAは、庄内空港ビル株式会社と共同で、「空港アクセスナビ」と「チョクノリ!」とを連携させるサービス実証を2020年11月から行っている。今回のサービス提供は、鳥取空港ビル株式会社(以下、鳥取空港ビル)、米子空港ビル株式会社(以下、米子空港ビル)、株式会社トヨタレンタリース鳥取(以下、トヨタレンタリース鳥取)と共同で行う。
同サービスは、鳥取空港または米子空港に到着する飛行機を利用するユーザーを対象に提供。共同の空港からの二次交通充実による航空便の利用促進事業の一環として3月31日まで実施する。
ANA山陰支店は、鳥取空港ビル、米子空港ビルによる空港アクセスナビの経路検索画面上で、トヨタレンタリース鳥取のチョクノリ!の予約を案内する。ユーザーは飛行機を降りてから、空港のレンタカーカウンターに並ばずに、すぐに車両を利用することが可能だ。
ANAと、東京空港交通株式会社(以下、東京空港交通)は、MaaS分野におけるより利便性の高いサービスの提供に向けて、「空港アクセスナビ」とリムジンバス予約・決済の連携を、2020年11月30日から開始した。
これまで別々に予約をする必要のあった2つのサービスがシステム連携することで、カウンターに立ち寄らずインターネット上から、ANAの航空券とリムジンバスの予約から決済まで一連の操作で行えるようになる。
対象路線は東京空港交通のウェブサイトで予約可能な羽田・成田空港を発着する全ての空港アクセスバスで、バス乗車日の1カ月前から出発当日5分前まで予約可能だ。
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