ANAら、Universal MaaSの実証を旭川大雪圏で開始
2023/10/25(水)
全日本空輸株式会社(以下、ANA)らは10月19日、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の実証実験を旭川大雪圏で開始すると発表した。
今回の取り組みは、北海道旭川市(以下、旭川市)、一般社団法人旭川観光コンベンション協会、特定非営利活動法人カムイ大雪バリアフリー研究所、旭川中央交通株式会社、旭川電気軌道株式会社、道北バス株式会社、北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)、ANA、ANAあきんど株式会社の9者で実施する。また、同実証では、「一括サポート手配」や「ユニバーサル地図/ナビ」を導入する。「一括サポート手配」は、出発地から目的地までの移動における介助手配をオンラインにて一括で行えるサービスだ。一方、「ユニバーサル地図/ナビ」では、目的地までの最短経路と合わせて車いすユーザー向け移動参考情報を確認できる。旭山動物園や白金青い池(北海道美瑛町)を目的地として訪れる人を対象に実施する予定だ。
さらに、9者は、同実証において、さまざまな訪問者に体験してもらい、訪問者および自治体/地域/事業者側の現状課題を検証する。そして、安心・安全・確実な移動ができるようなシステムの構築を目指す。くわえて、実証実験期間中においても、実際に利用した人の感想や同プロジェクトの参画パートナー各社の意見などを踏まえて随時システム改修を行う予定だ。
なお、同実証は、国土交通省「令和5年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択された取り組みだ。2023年10月19日~2024年2月29日に実施する。また、9者は、同実証を通じ、旭川大雪圏でもあらゆる訪問者が安心して観光を満喫でき、「誰もが移動をあきらめない世界」の構築を目指していくと述べている。
(出典:ANA Webサイトより)