ANAとLINKTIVITYがMaaS分野で協業 ANA利用者向けに鉄道eチケット販売
2020/9/18(金)
全日本空輸株式会社(以下、ANA)は、日本の鉄道チケットや旅行アクティビティなどの予約プラットフォーム事業を展開する、リンクティビティ株式会社(以下、LINKTIVITY)と、検索から予約・決済までシームレスに利用者へ提供するMaaSの構築に向け、連携を開始する。17日にANAが発表した。
LINKTIVITYは、旅行者の利便性向上を目指し、鉄道事業者などに対する乗車券のeチケット化をはじめ、さまざまなプラットフォームの機能開発をしている企業だ。今回、ANAが提供するルート検索サービス「空港アクセスナビ※」に、LINKTIVITYのEチケットプラットフォームと連携させ、予約決済機能を追加する。これにより、ANA航空券を予約した利用者は、空港アクセスナビから、提携する交通機関や観光施設などのチケットを購入できるようになる。
※ANA航空券を予約後、ANA公式アプリ「My Booking」またはANAウェブサイト「予約詳細画面」から利用可能なサービス
第一弾として、東京メトロ・都営地下鉄全線が乗り放題となる旅行者向け企画乗車券「Tokyo Subway Ticket」が17日から購入可能。ウェブサイトから直接購入・決済した後は主要駅に設置している旅行者向け券売機にQRコードをかざすだけで発券ができ、非対面、非接触でチケットの手配が可能となっている。両社は、今後もさまざまな交通モードや観光施設のチケットに対応し、MaaSの仕組みを活用しながらサービスの拡充を進めていく方針だ。