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自動配送ロボット取り組みまとめ【2024年11月~2025年11月】

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2025/12/1(月)

NTTデータCCSらが実施した
宅配ロボットの実証イメージ

物流業界での運転手不足、いわゆる物流2024年問題を解決するために、ラストワンマイル物流の一部をロボットに任せる取り組みが進んでいる。ジャパンモビリティショー2025でも、トヨタが展示した目的に応じて役割を変えられる「KAYOIBAKO」、豊田自動織機が展示した人と協調する運搬ロボット「LEAN」など、物流2024年問題を解決する新たな方向を示している。
一方で、ロボットと人との協調は今後も付きまとう課題だ。屋外であれば新東名高速道路の自動運転車優先レーン、屋内であれば不動産業者も巻き込んだ配送ロボット専用エレベーターの開発・設置のような仕組み自体を見直す動きも出てくるはずだ。
当記事では、2024年11月~2025年11月に行われた自動配送ロボットに関する取り組みについてまとめる。

KAYOIBAKO紹介記事

LEAN紹介記事


NTTデータCCS

NTTデータCCSは、オプテックス、Netsdar Robot Solutions、日本オーチス・エレベータと共同で、宅配ロボットが荷物を自室の玄関先まで自動配送する実証実験を福岡市内のUR賃貸住宅で実施する。スマートフォンアプリを介して自動ドアやエレベーター、配送ロボットが連携。宅配業界が抱える人手不足や再配達問題の解決を目指す。

今回の実証実験は、先進的なまちづくりプロジェクト「Fukuoka Smart East」の一環として、2025年11月5日と6日の2日間にわたり、福岡市東区のUR賃貸住宅2箇所で実施される。

実証の内容は、宅配事業者がマンションのエントランスに到着したところから始まる。宅配事業者はスマートフォンアプリを操作し、エントランスの自動ドアを解錠。マンション内に入ると、荷物を配送ロボットに載せる。

その後、ロボットはエレベーターと連携し、目的の階まで自動で移動。目的階に到着すると、居住者のスマートフォンに通知が届き、居住者はアプリ操作で自室の玄関ドアを解錠する。ロボットは玄関先まで荷物を届け、配送を完了するという流れ。

この一連のプロセスは、スマートフォンアプリをハブとして、自動ドア、エレベーター、配送ロボットという異なるシステムがシームレスに連携することで実現される。


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