Carstay、キャンピングカーのシェアサービスを本格稼働へ
2020/6/22(月)
Carstay株式会社(カーステイ/以下、Carstay)は6月30日から、キャンピングカーを含む車中泊可能なバンタイプの車両などを共用・シェアできるサービス「バンシェア」を本格稼働すると発表した。
「バンシェア」はキャンピングカーを含む車中泊仕様のバンタイプの車両に特化した、車両を個人間で共用することができる日本初のカーシェアサービス。キャンピングカーなどの車両を保有するオーナーは、車両を使っていないときに使いたい人に向けて有料で貸し出し、副収入を得ることも可能だ。また、Carstayは「バンシェア」で利用できるキャンピングカーを、3密(密閉・密集・密接)を避けて移動や旅が楽しめる一つの手段と位置付けている(同社プレスリリースより)。
6月19日に県境越えの移動が解禁され、車中泊スペースのシェアサービス「カーステイ」の予約件数が増加しているという。これに伴って「バンシェア」でキャンピングカーなどの利用需要の増加を見込まれるため、利用者同士の円滑なコミュニケーション向上のためにチャット機能を新たに搭載する。また、登録車両の増加のために、SNSなどを介したプロモーション活動も行う方針だ。
「バンシェア」の保険は、これまでのカーシェアでは対応していなかった車両の盗難・詐欺・横領損害、対人や対物、車内装備の破損なども補償するという。三井住友海上火災保険のカーシェア専用保険を「バンシェア」向けにカスタマイズし、Carstayがこの専用保険に包括的に加入。車両オーナーは自身の保険を利用することなく、車両を共用することができる。レンタカー車両の登録も可能だとしている。
今後は、災害時に支援を希望するオーナーを募るなどして、災害発生時に迅速な対応が可能なプラットフォームの構築も行う方針だ。Carstayは、2020年末までに100台の「バンシェア」登録車数を目指すとしている。