コネクテッドカー向けサービスの創発「Webとクルマのハッカソン2018」(前編)
2018/4/18(水)
実施内容
参加者はA~Lの12チームに分かれてさまざまなアプリケーションが開発された。各チームの渾身のプレゼンテーションとWebアプリのデモンストレーションの後、審査員による審査を経て表彰式が行われた。(Dチーム不参加)前編では最優秀賞を受賞したGチームの「オレヨメ(ワタカレ)」を紹介する。
最優秀賞
Gチーム:オレヨメ(ワタカレ)
サービス概要
走行状況や周辺の情報を活用し、一人ドライブを楽しく、便利にしてくれる仮想助手席パートナーアプリ。スマートスピーカーによる音声案内や、ドライバー側から音声で情報をインプットすることも可能で、車内カメラからドライバーを認識し、ドライバーに合わせた会話をすることもできる。走行状況に応じて、例えばエンジンの回転数が上がると「ブーンブーンブーン」と合いの手を入れてくれたり、渋滞に差し掛かると「この先14 キロくらい渋滞してそう」などと教えてくれたりもする。さらに画像認識を利用して周囲を走行中のクルマから覆面パトカーの可能性があるクルマを特定し注意喚起をしてくれるという。この他にも走行中に目に入ったガソリンスタンドの値段を話しかけると、その情報がガソリン比較サイトに投稿され、平均価格と比較して高い安いを即座に返してくれる機能もある。審査員とのQ&A
・機能が盛り沢山で面白いが、何かにフォーカスしてもいいのかも・クルマの情報インプット用の「動く投稿デバイス」として使うのは非常に面白い。渋滞情報をシェアするWaze(ウェイズ)は米国で流行っているが、シェアするためには、何かしらの投稿操作が必要となる。それが解消できる可能性を感じる。
(中編へ続く)
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