ニュース

JR東日本と西武HD、地域・観光型 MaaS「回遊軽井沢」開始

2021/12/20(月)

「回遊軽井沢」を活用した
モビリティサービスイメージ

東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)と株式会社西武ホールディングス(以下、西武HD)は、地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」を展開する。12月16日付のプレスリリースで明かした。
JR東日本と西武HDは、2020年12月に包括的連携を行い、新たなライフスタイルの創造と地方創生に向けて取り組みを進めている。今回の取り組みは、“まちづくりに向けた長期的な連携”の一環として、長野県北佐久郡軽井沢町にて、自治体や交通・観光事業者などと協力して実施する。

「回遊軽井沢」の目的は、オンデマンド交通と各種電子チケット(交通・飲食物販など)により、観光地やスーパー、公共施設、学校などの場所をつなぐことだ。観光目的の利用者だけでなく、地域住民の生活における移動もスマートフォンひとつで利用できる。

「回遊軽井沢」では、「よぶのる軽井沢」 、「エキトマチケット」、および各種交通電子チケットの3つのサービスに対応する。「よぶのる軽井沢」は、軽井沢町初となる乗合のオンデマンド交通だ。運行時間は7:30から19:00まで(予約時間は当日の7:00から18:30まで)、1人1回300円(おとな・こども同額)で利用できる。

交通電子チケットでは、地域の交通事業者各社が企画する軽井沢フリーパス、碓氷線(バス)電子チケット、および軽井沢草津パスを購入できる。チケットを使用の際には、係員にスマホの画面を提示することで利用可能だ。

「エキトマチケット」は、西武グループの「軽井沢プリンスホテル」や「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の一部店舗を含む、軽井沢町内50カ所以上の施設で利用できる。「回遊軽井沢」のサイトでは、加盟店(地域の飲食・物販店、アクティビティ施設など)で利用できる1枚500円の電子チケットを販売する。

また、「回遊軽井沢」内で紹介されている各種チケットは、クレジットカードのほか「モバイル Suica」でも購入可能だ。さらに、「エキトマチケット」の購入は、「JRE POINT」も利用できる。

なお、「回遊軽井沢」は、JR東日本が提供するプラットフォーム「Tabi-CONNECT(たびこねくと)」を活用しているという。同プラットフォームは、TOHOKU MaaSをはじめとするさまざまな実証実験で得た地域・観光型MaaSのノウハウや機能をパッケージ化したものだ。

get_the_ID : 112271
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る