JR東日本とANA MaaS分野でも連携 「陸と空」のシームレスな移動の実現めざす
2019/8/28(水)
東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)と全日本空輸株式会社(以下「ANA」)は、昨今国内外で活発に行われている「MaaS(Mobility as a Service)」の展開、構築において連携していくことで合意した。
JR東日本とANAは、2018年11月より観光流動拡大に向けた連携を開始し、地方への誘客推進の共同キャンペーンや訪日観光需要に対応したサービス展開、情報発信の強化などに取り組んできたが、今回、さらに利便性の高い移動体験をユーザーに提供することを目的として、MaaS分野でも連携強化を図る。これまでJR東日本ではグループ経営ビジョン「変革 2027」を策定し、移動のための検索・手配・決済をお客さまにオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を構築し、お客さまが 24 時間、あらゆる生活シーンで最適な手段を組み合わせてサービスを利用できる環境の実現を目指してきた。
またANAは2019 年 7 月 1 日に「MaaS 推進部」を新設し、「飛行機をご利用される全てのお客様へ、幅広い交通機関と連携したシームレス&ユニバーサルな移動体験のご提供を行い、不安なく、楽しく移動できる社会の実現」に貢献することを目的に、MaaS に関するサービスの企画、開発、推進に取り組んでいる。
今回の合意により、モバイル端末などのデジタルテクノロジーも活用しながら、検索・予約・決済などのさまざまな面で連携を行い、旅行計画段階から終了までを包括的にサポートする、「陸と空」が連携したシームレスなサービスを検討している。ユーザーそれぞれのニーズに応じて多様な移動手段が選択できるようなサービスの構築をめざしていく。