自動運転車は安全に右折が可能か 神戸市で自動運転・路車間通信の実証開始
2020/3/18(水)
■実証実験の役割分担
株式会社IHI 一般ドライバー向け安全運転支援システム(DSSS: Driving Safety Support System)用として開発された交通流データ収集・分析技術を活用した実証車両の交差点右折支援を行う。公道に設置したレーザセンサーが検知した交差点周辺の対向車両および歩行者の位置・速度情報を、専用の無線回線を介してリアルタイムで実証車両に通知する。あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 テレマティクス自動車保険の提供のため蓄積している、運転挙動のデータや事故時の映像データ等を活用した自動運転車両の安全・安心な走行ルート設計の在り方について検討する。
沖電気工業株式会社 交差点に設置したレーザセンサーで周辺の歩行者や車両などの交通状況を検知し、通信を用いて実証車両にリアルタイムで通知する走行支援を行う。
国立大学法人名古屋大学 ゴルフカーをベースとした自動運転車両のほか、独自に開発した自動走行用のソフトウェアを提供する。
一般財団法人日本自動車研究所 走行コースの交通実態の把握、自動走行する上でのリスクアセスメント、最終的には許容できない危険を発生させないための方策の実装など、一連のプロセスや技術の検討と、実証実験を通じてた安全性確保の手法の具体化。
株式会社日本総合研究所 コンセプト立案から推進支援までの総合的なプロデュースを実施。また、サービスの実装に必要なODDの作成とりまとめ、他地域への展開も見据えたODD設計プロセスの構築。