LINE、Microsoft Azureを活用しMaaS普及拡大を支援
2021/5/17(月)
LINE株式会社(以下、LINE)は5月14日、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用し、導入実績がある「Microsoft Azure」のパートナーとともに、全国各地のMaaS(Mobility as a Service)の普及拡大を支援する共同プロジェクトを開始すると発表した。
全国各地において、複数の交通機関を一つのアプリで検索から利用までできるサービスや、観光、小売、働き方改革などの他産業を移動サービスと掛け合わせる取り組みも増えており、日本国内でもMaaSの取り組みは加速している。一方で、認知・受容がMaaS普及拡大の課題となっており、顧客目線でわかりやすく利用しやすい移動サービスが求められ、新しいUXの重要性が高まっている。LINEは、移動サービスにおいてもオンライン、オフラインをシームレスにつなぐ新しい顧客体験を実現するために、2020年11月にはモビリティイノベーションを推進する「MONETコンソーシアム」に加入するなど、LINEのAPIを活用したMaaS領域におけるビジネスを検討してきた。LINE のAPIを活用した事例の紹介サイト「LINE API Use Case」上で、MaaSに特化した「新しい移動体験を、LINEで」というコンテンツを公開している。
今回のプロジェクトは、MaaS領域において多数の導入実績がある「Microsoft Azure」のパートナーであり、今回のプロジェクトに賛同した4社との共同プロジェクトだ。 オフライン領域のDXを実現するMaaSを普及拡大するために、身近で簡単に導入できるMaaSの実現を目指すという。
具体的には、「クライアント企業への共同提案・企画支援」「マーケティング支援」「MaaSサービサー向けソリューションの共同開発検討」「サービス開発における技術支援」を行う。参画企業4社で実施する各種イベント、両社からの事例発信を通じたプロモーション支援や、LINEのAPIと「Microsoft Azure」を活用した環境構築のためのサンプルテンプレートの提供と技術サポートもプロジェクトに含まれている。