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市民の日常を救う 「福島版MaaS」に向けて 福島大学 吉田樹准教授 第三回INTERVIEW (2/2)

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2018/11/7(水)

福島大学 吉田樹准教授

福島大学 吉田樹准教授

福島大学で地域交通政策、地域観光政策、都市・地域計画の研究に携わっている吉田樹准教授。八戸市のバス共同運行化プロジェクトでは公営と民営の事業者間での連携を行い、ダイヤの適正化を行いながらバス事業者の共生に導いた。公共交通を活性化させるためには、既存交通へのどのようなアプローチが必要なのか。交通事業者、地域の住民とともに快適なまちづくりに取り組む吉田樹准教授へのインタビューを3回にわたり連載する。
 

前回までのインタビューはこちら




目的地側の最適化

――市街地の活性化も課題となっています。公共交通を最適化することで課題は解決するでしょうか?

近年、公共交通の最適化とは別に、出かけるモチベーションが弱まっていることが地方の問題になっています。ゼミの学生に聞くと、市街地に出るのはバイトや飲み会のためがほとんどで、出かけるという楽しみのために市街地に行くことはほぼないといいます。フェスやイベントのために仙台や東京に出かける学生が多く、もう県内で目的なしに出かけるという概念がないのです。結局、公共交通だけ最適化しても、目的自体と結びつきません。
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