withコロナ時代の飲食業に、サブスクで新車フードトラック メロウがサービス開始
2020/4/27(月)
空きスペースとフードトラックをマッチングする、モビリティビジネス・プラットフォーム「TLUNCH」を展開する株式会社Mellow(以下、メロウ)は、フードトラック向けサブスプリクションパッケージ「フードトラックONE」の提供を開始すると発表した。新車フードトラックの5年間のリース契約と各種保険をパッケージし、開業から経営の継続までトータルサポートを行う。新型コロナウイルス感染拡大によって深刻な影響を受けている飲食業界で、フードトラックによる開業や業態転換を目指す事業者を強力に支援する取り組みだ。
「フードトラックONE」は、「日本初の飲食事業者向けMaaSサブスクリプション(メロウのプレスリリースより)」のサービスとして開始。 サービスに仕様する車両は、1,500台のフードトラック制作実績を持つ株式会社あいあんクックと協業して完全新車のフードトラックを開発。メロウと提携する850店のフードトラックの知見と組み合わせ、事業に必要な機能と安全性を両立させているという。また、開業やその後の事業運営に掛かる資金を低減するため、価格・プランについては頭金159万円に月々81,000円の支払いでフードトラックを利用できるリースプランに設定。車両は5年後のリース契約満了時には安価※で購入することができる。
※220,000円(税込)+諸費用 (メロウの発表による)
「フードトラックONE」では、車両保険・賠償責任保険・車検費用といった維持費用・リスク対応の費用もカバーする。そのほか、開業準備期間には事業計画や店のコンセプトに関する相談、開業後には営業に関する不安や疑問に答える窓口を設け、事業運営面のサポートも行う。4月24日には「フードトラックONE」第一号車の納車式を都内で実施。サービスに加入した飲食店経営者は、「今、コロナウイルスの影響で、各店舗とても厳しい状況ですが、フードトラックならば、待っている人のところへ自らアクションを起こせる。販売場所を1つに絞らず複数のところで営業できることに可能性を感じています」と期待を込めた。(メロウのプレスリリースより)
■withコロナ時代にモビリティで食の楽しさ・豊かさを届ける
東京都は新型コロナウイルス感染症の緊急対策で、飲食店の業態転換支援助成金の対象に、移動販売における車両リース(最長3カ月間)も含めた。メロウはこの点を踏まえつつ、「メロウは本取り組みを皮切りに、コロナウイルスに負けずに戦っている飲食事業者を応援し、こんなご時世だからこそ、食による楽しみを待っている人々に食の豊かさを提供できるよう、withコロナ時代の飲食店開業、業態転換を支援してまいります」と決意を語っている。メロウは、従来オフィス街やイベント会場を中心にフードトラックを展開してきたが、4月7日から「おうちでTLUNCH」のサービスを開始。マンション向けにもフードトラックの展開を行う。また、昨年9月には台風被害で長く停電が続いた千葉県市原市内に「フードトラック駆けつけ隊」を派遣するなど、移動販売ならではの柔軟でスピーディなサービス提供を強みに事業を拡大している。