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ナビタイム、ミニアプリにマイバス機能追加 京王アプリで利用可能

2022/4/4(月)

株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、鉄道・バス事業者向けソリューションで提供しているミニアプリにて、マイバス機能を追加した。3月31日付のプレスリリースで明かしている。
ナビタイムジャパンは、同社の技術やノウハウを活用し、事業者が抱える要望や課題の解決、業務の効率化をサポートする鉄道・バス事業者向けソリューションを提供している。また、鉄道・バス事業者が持つアプリ上で新たな機能として搭載できるWebコンテンツとしてミニアプリを提供中だ。これまで「マルチモーダルルート検索」「時刻表」「列車走行位置」「迂回ルート検索」「バス発車案内(駅起点)」の5つを提供し、鉄道事業者が提供する公式アプリなどで実装している。

今回提供のマイバス機能は、よく利用する出発バス停と到着バス停を登録することで、発着時刻表やバス接近情報をワンタップで確認できる機能だ。登録したバス停間を走行するすべてのバス路線の時刻表を一覧表示し、合わせてリアルタイムな走行位置を提供する。

同機能により、複数のバス路線が運行するバス停でどのバスに乗ると最も早く目的地に到着するか確認できる。さらに、乗降するバス停は決まっていてもバス車体の行先や路線名、方面だけの表示ではどのバスに乗車してよいかわからないといった不安の解消にもつながる。バスがいつ来るのか、今どこを走っているかを知りたいなどの接近情報にも対応できる。

また、Webコンテンツ画面はナビタイムジャパンで作成し、ミニアプリ形式で提供する。これにより、事業者はアプリの開発環境でURLを設定するだけで、同機能を追加できる。開発コストを抑えながらバス利用者にとって利便性の高い機能を提供することが可能だ。また、バス利用者にとっても、他にアプリをダウンロードしたり、Webサイトに遷移したりすることなく、公式アプリ内でシームレスに情報を確認できる。

なお、ナビタイムジャパンは、駅から自宅や会社/学校などまでのラストワンマイルを支える二次交通に対する機能拡充の要望を、鉄道事業者から受けているという。西武鉄道株式会社の「西武線アプリ」では、マイルートとしてよく利用するバスのルートを登録して、2月28日からワンタップで運行情報を確認できるようになった。さらに、3月31日から京王電鉄株式会社が提供する「京王アプリ」のリニューアルに合わせて提供を開始し、トップ画面にてマイバス機能を利用できる。

なお、ナビタイムジャパンは、今後も鉄道やバス事業者の要望を聞きながら機能拡充を行う。そして、さらなるサービスの向上を目指し、鉄道・バス業界の課題解決に努めると述べている。

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