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ナビタイムジャパン 「NAVITIME SDK」でタクシーの事前確定運賃に対応したルート検索を提供開始

2019/12/19(木)

株式会社ナビタイムジャパン(以下「ナビタイムジャパン」)は、2019年12月18日から、法人向け開発キット「NAVITIME SDK」にて、タクシーの事前確定運賃に対応したルート検索に対応すると発表した。
「NAVITIME SDK」は、NAVITIMEやカーナビタイムなど、ナビタイムジャパンが個人向けサービスで提供する地図表示機能と目的地までのルート検索と音声ナビゲーション機能をSDK(Software Development Kit)として提供する、法人向けサービス。

顧客のスマートフォン・タブレットにて動作するシステムの構築が可能だ。車両の長さ、車幅、重量による規制や危険物運搬規制を考慮したルート検索、渋滞情報考慮ルート検索、巡回時の最適経路検索など、運送業やタクシー事業者といったカーナビゲーションを必要とするユーザーが活用できる機能を備えている。 

タクシー事前確定運賃とは、国交省により2019年10月28日に認可され、配車アプリ等で利用者に走行予定のルートを提示し、タクシーの乗務員がアプリ上のルート通りに走行し、事前に利用者と事業者との間で合意して確定した運賃を支払う仕組みである。

複数の交通手段を一括して利用・決済するMaaSの普及にもつながると期待されている。タクシー事業者が新料金の導入を進めるなか、ナビタイムジャパンは、正確なルートを提供することで本仕組みの促進に貢献できればと考えて今回の対応に至った。

具体的には、利用者用のスマートフォン向け配車アプリ等で出力した、出発地から目的地までのルート検索結果を、乗務員用のカーナビアプリで再現し、ナビゲーションまでをワンストップで提供できる機能を開発した。

ナビタイムジャパンのクラウドのデータベースを介することで、独自ノウハウによりルート形状をそのまま引き継ぐことができるため、利用者の検索したルートをそのまま乗務員用のアプリで正確に再現することが可能だ。道路規制情報にも対応しているので、事前確定したルート上に道路規制が発生した合も、その規制を回避した上でナビゲーションを行うことができる。

これにより、利用者は、事前に指定した通りのルートで目的地へ行けるため安心でき、乗務員は、ナビゲーションの指示通りに走行するだけで事前に指定されたルートを守ることができ、より安全に業務を行うことが可能になる。利用者とのやり取りや、確認の手間が省けるため、タクシーの回転率の向上も期待できる。

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