ナビタイムジャパン、安全運転支援アプリに踏切・急カーブの注意喚起追加
2021/4/27(火)
株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は4月26日、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ「AiRCAM(エアカム)」に、踏切と急カーブ前のARによる注意喚起と、道の譲り合いへのポイント付与の、安全運転支援機能を追加すると発表した。
内閣府の「令和2年度交通安全白書」では、2019年の「交通違反取締(告知・送致)件数」のうち「踏切不停止等」は7万7364件あり、また「令和元年度交通安全白書」の「道路形状別交通事故発生件数」では、1989年から2018年までの30年間で、交差点、一般単路に続き、「カーブ」での発生件数は3番目に多いと発表している。また、警察庁の「道路の交通に関する統計」の「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別交通事故件数の推移」では、「安全不確認」「動静不注視」「運転操作不適」が事故原因の約半数を占めている。
「AiRCAM」は、AIとARによって安全運転をサポートし、交通事故や交通違反の削減を目的としたドライブレコーダーアプリだ。通常のドライブレコーダー機能に加え、AIを活用した走行中のリアルタイム画像解析による危険・交通違反につながる運転に対する注意喚起や、ARを活用した直観的な注意喚起で交通違反や危険な運転を抑制し、安全運転を支援する。
今回ナビタイムジャパンは、ARによる注意喚起に、踏切での一時停止案内と、急カーブ手前での注意喚起を追加する。ARによって踏切や急カーブ地点までの距離を表示し、一時停止やスピードの減速を促す。
また、安全で思いやりのある運転をAIでリアルタイムに判断し、「HAPPY DRIVEポイント」を付与する。ユーザーは「HAPPY DRIVEポイント」を貯めると、景品抽選への応募が可能だ。ドライバーが安全運転の価値を実感し、楽しんで続けられる仕組みにすることで、さらなる意識の向上を促す。
また、思いやり運転による「HAPPY DRIVEポイント」付与条件として、新たに、「進路変更時の道の譲り合い」を追加する。AIで、周囲の車の進路変更時に、自車の前に道を譲ったと判定されると、「HAPPY DRIVEポイント」を付与する。 ドライバー一人ひとりが、事故原因となりやすい焦りや苛立ちではなく、心にゆとりを持って運転を楽しみ、思いやりのある運転を楽しく続けられるサポートを目指す。なお、ナビタイムジャパンは、交通違反を未然に防ぎ、思いやりのある運転を支援することで、交通事故の削減に貢献できればという考えを示している。
(出典:ナビタイムジャパン Webサイトより)