AI 活用型オンデマンドバス「のるーと」運行開始
2019/4/18(木)
西日本鉄道株式会社(以下、西日本鉄道)は、三菱商事株式会社と共同で、2019年4月25日(木)から1年間、AI 活用型オンデマンドバス「のるーと」を運行し、 アイランドシティ地区とイオンモール香椎浜、千早駅間を乗客のリクエストに応じ、効率的なルートを選びながら運行する新たな輸送サービスをはじめる。
「のるーと」ではアイランドシティ内に、乗降場所となる46のミーティングポイントを設け、需要に応じたきめ細やかなサービスを提供。なお、ミーティングポイントは今後順次拡大していく予定。また、蓄積したデータを活用し「のるーと」のアイランドシティ地区でのサービス向上を図るとともに、他地域への展開も検討中である。
「のるーと」の名称の由来
九州の方言である「乗ると」とAI がルートを導き出すという意の「Know Route」の語感を掛け合わせたもの。最先端の技術による先進的なバスを、地域の方々に気軽に乗り合っていただきたいとの思いが込めたられた。AI 活用型オンデマンドバス「のるーと」の概要
運賃は大人1名200円~400円で、配車予約は専用アプリ“のるーと”から利用ができる。また、アプリ利用者を対象に、オンデマンドバス利用時に使えるクーポンサービス(初回登録クーポン、利用金額に応じたボーナスクーポン)を設けるほか、交通系ICカードnimocaのカード番号を登録すると西日本鉄道の路線バスとの乗継割引サービスも実施。
配車受付時間は6:00~22:00で当日の予約のみ可能で時間帯を指定しての予約は不可である。
使用車両は 日産キャラバンマイクロバス(台数5台、定員10人(運転士含む))でデザインはスカイブルー、白、黒の配色を基調とし、号車番号や乗降ドアをわかりやすく表示するなど、視認性の高いデザインとしている。デザインは車両だけでなくミーティングポイントやアプリアイコン、ロゴマークなどに統一性を持たせている。
車両デザインは鉄道車両のデザイン等、公共性が必要とされるデザインを多数手がける迫坪知広氏(九州大学大学院芸術工学研究院コンテンツ・クリエーティブ部門助教)が担当している。
【利用方法】
1.専用アプリ“のるーと”をインストール
2.氏名(ひらがな)・電話番号・メールアドレスを入力し、会員登録(任意で交通系ICカードnimocaやクレジットカードの情報を登録)
3.乗車地・目的地を設定し、配車予約
4.アプリから指定されたミーティングポイントにてバスの配車を待つ
5.乗車時に運転士と予約番号の確認をし、運賃支払
6.目的地付近のミーティングポイントにて下車
※配車予約は平日9:00~18:00のみ
電話(092-737-0566)でも受付
7.決済方法は、現金・nimoca などの交通系ICカード・クレジットカード(アプリからの利用のみ)
専用アプリは2019年4月20日(土)からインストールできる。