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通信×プラットフォーム×最先端の自動運転技術 自動運転をトータルコーディネートするSBドライブ

2016/7/31(日)

SBドライブ 代表取締役社長/CEO 佐治 友基

自動車業界に彗星のごとく現れ、先進モビリティとタッグを組むことで2016年4月の設立からわずかな期間で2020年の完全自動運転を射程圏内に捉えたSBドライブ。設立の経緯や事業内容、今後について、代表取締役社長/CEO佐治友基氏に話をお伺いしました。
[LIGARE vol.28 (2016.7.31発行) より記事を再構成]

通信の強みとグループの強みを生かして

SBドライブ株式会社(以下、SBドライブ)は、ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)と先進モビリティ株式会社(以下、先進モビリティ)が自動運転技術を活用したスマートモビリティサービスの実現に向けて2016年4月に設立した合弁会社です。

大手通信会社であるソフトバンクは、全国網の通信インフラや次世代の5G通信技術の研究実績を持つだけでなく、セキュリティ技術やビッグデータ分析・利用のノウハウがあります。グループ企業であるヤフー株式会社(以下、ヤフー)は日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営しており、インターネット上の広告事業やeコマース事業、会員サービスの提供を行っています。他にも通信セキュリティに強みを持つソフトバンク・テクノロジーや物流事業を手掛けるSBフレームワークスなどのグループ会社があります。

先進モビリティという最強のパートナー

先進モビリティは元トヨタの技術者・青木啓二氏(以下、青木氏)を代表取締役社長として2014年6月に設立されました。自動車業界のブレーン・東京大学の須田義大教授(以下、須田教授)率いる東京大学生産技術研究所・次世代モビリティ研究センターの技術を軸に、関連省庁や大学、研究機関、サプライヤと共同開発や部品調達などを行い、最先端の自動運転技術の研究を行っています。

BtoB向けに自動運転をトータルコーディネート

この2社が合弁で設立したSBドライブは、ソフトバンクやヤフーなどのグループ企業、先進モビリティの強みを生かし、自動運転技術を活用した特定地点間のモビリティサービスや、隊列および自律走行による物流事業などの実現を目的としています。主にBtoB向けのトータルコーディネート(車両カスタム、通信、運用、メンテナンスサービスのパッケージ)を目指します。

2020年にバス・タクシーの完全自動運転化を目指す

SBドライブは、2016年4月に北九州市とスマートモビリティサービス※1の事業化に向けた連携協定を締結し、同5月には鳥取県八頭町と連携協定を締結したことを発表しました。多数の自治体とビジョンを共有することで、過疎地モデル・観光地モデル・地方都市モデルなどコミュニティモビリティの事例を構築していきます。実証実験で知見を積み、2017年頃からの準自動運転を経て2020年にバスやタクシーの完全自動運転・実用化を目標としています。

※1 スマートモビリティサービス:ユーザーや事業者に向けたソフト・ハードの両面から必要なサービス。ソフト面でのサービスはユーザー向けの配車アプリや、旅客事業者向けのルート・運行管理、地元商店に向けた広告配信サービスなど。ハード面でのサービスはユーザー向けの呼び出しボタンや旅客事業者向け自動運転車両の提供、地元商店向けの車内ディスプレイなど。

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