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SmartRyde、第三者割当増資により約1.8億円の資金調達

2021/10/7(木)

株式会社SmartRyde(以下、SmartRyde)は、第三者割当増資により約1.8億円の資金調達を完了した。10月6日付のプレスリリースで明かしている。

SmartRydeは、グローバルで展開する空港送迎マーケットプレイス「SmartRyde(スマートライド)」を運営している。「SmartRyde」の目的は、地元タクシー事業者とオンライン旅行会社(以下、OTA)をつなげることだ。2021年8月時点で、タクシー事業者とは650社以上、OTAとは25社以上と連携している。

同社は、今回調達した資金により、OTAとのシステム連携強化、タクシー事業者向け予約管理システム強化を図る。これにより、地元タクシー事業者のDXを推進し、売上とオペレーション効率化の両方に貢献する予定だ。

同社の資金調達は、Angel Bridge株式会社をリードインベスターとし、SGインキュベート、山口キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、広島ベンチャーキャピタル、いよぎんキャピタル、Inventum Ventures、個人投資家・シリアルアントレプレナーの児玉昇司氏、髙橋伸彰氏(合同会社NOB)、オプティマ・ベンチャーズを第三者割当増資の引受先としている。

SmartRydeの目標は、地元タクシー事業者にとって必要不可欠な存在だ。日本国内では、地方都市や観光地の活性化を地元タクシー事業者と共に努める。直近では、広島県で取り組みを予定している。

なお、中南米カリブの一部エリアでは、新型コロナウイルスの感染拡大による入国制限が緩和されたエリアに近隣国から海外旅行する需要があるという。SmartRydeは、今後、同様の需要がさまざまなエリアで発生すると考えている。同社は、いち早く需要をつかみながら地元タクシー事業者とOTAとの連携強化を図り、さらなる事業成長を目指すと述べている。

▼引受先各社からのコメント▼

■Angel Bridge株式会社 代表パートナー 河西 佑太郎氏

前回ラウンドで投資させていただいてから、SmartRydeが取り組む空港送迎サービスは新型コロナウイルスの影響が直撃しました。需要が喪失し大変苦しい時期にあっても、メンバーが離れることはなく、前向きに事業開発を推し進めてきました。ようやく一部地域で回復の兆しが見えてきています。このラウンドの資金を活用して今後の需要回復を捉え、さらなる飛躍を遂げることを期待しています。Angel Bridgeは今後も全力でSmartRydeチームを支援して参ります。

■SGインキュベート株式会社 取締役 宮崎 大輔氏

西部ガスグループのCVCであるSGインキュベートは、新たな価値の創造に挑戦する企業を支援し、よりよい社会や未来を実現することを目指しております。「移動を通じて地域社会の持続的発展に貢献する」というSmartRydeのミッションに共感するとともに、すでに多くのグローバルプレイヤーと連携し、顧客に新たな旅行体験を提供しているビジネスモデルに魅力を感じ出資しました。SmartRydeの更なる事業発展と飛躍に期待しております。

■山口キャピタル株式会社 マネージャー 山口 亮太氏

コロナの影響により、混雑を避けた移動や少人数での移動等、人々の移動形態に変化が生じています。そのようなトレンドの中、旅行予約の起点となるOTAを経由した空港送迎サービスは更に拡大していくものと確信しております。 SmartRyde社が掲げる「移動を通じて地域社会の持続的な発展に貢献する」世の中をともに実現するべく、グローバル展開・国内における事業開発をサポートしていきたいと思っております。

■SMBCベンチャーキャピタル株式会社 次長 金子 竜也氏

大手OTAと連携関係を築きつつ、一方で各国タクシー/ハイヤー事業者の開拓と連携関係を構築するアクションを グローバルでやり切る実行力と、これにより世界700以上の空港でサービス提供をできている実績、更には、この新型コロナウイルスの難局にも対応できている点を評価して、今回ご出資させて頂きました。SmartRyde社であれば、 人々の移動が回復するアフターコロナを事業機会と捉えて、大きく飛躍できると考えております。 今後は、地元タクシー/ハイヤー事業者のDX支援等、事業領域を広げて「移動を通じて地域社会の持続的発展に貢献する」 というミッション実現へ向けて、業界全体を牽引していく存在になることを期待しております。

■株式会社広島ベンチャーキャピタル 代表取締役 岩本 宏氏

テクノロジーと経営陣のノウハウが融合した、当社だからこそ築き上げることの出来るスタートアップらしいビジネスモデルに優位性を感じました。足元ではコロナ禍にありながらもV時回復を果たし、将来の成長エンジンとなり得る領域で、トラクションを積みあげています。
当社は広島県の企業誘致を活用し、オフィスのみならず居住環境も広島に移されています。広島県内でも関係者との事業連携が進んでおり、スタートアップと地場企業のイノベーションが活性化していく起爆剤となるよう、今後の展開をサポートして参りたいと思います。

■いよぎんキャピタル株式会社 投資部長 徳永 邦彦氏

起業後わずかな期間でグローバルにサービス提供できる体制を作り上げた木村社長の行動力と、それを支える実務経験豊かな経営陣のチームが素晴らしいと感じ出資させていただきました。SmartRydeは、目前に迫っている旅行需要急回復の波をとらえ大きく飛躍するサービスであると確信しております。愛媛県出身の若い起業家である木村社長率いるSmartRyde社の挑戦を全力でご支援して参ります。

■Inventum Ventures General Partner 村井 宏行氏、Kevin Wu氏

この度は、木村さん及びSmartRyde社の皆さんとご一緒することができ、大変光栄です。 木村さんとはシード期よりお話をしておりましたが、当時から淡々と着実な印象を受ける語り口と、一方でスピード感を持ちながら大胆に事業展開を進めていく実行力に敬意を抱いておりました。 現在では世界中に事業を展開されており、新型コロナウイルスの影響下にあっても、比較的旅行需要の立ち直りが早かった地域から順調に売上を伸ばし、見事な経営をされています。 Inventum VenturesもSmartRyde社の「移動を通じて地域社会の持続的発展に貢献する」ミッションに共感しており、世界中での実現に向けて全力を尽くします。

■児玉 昇司氏

木村さんはシンプルな思考をお持ちの大変信頼できる起業家です。このたび、木村さんとご一緒させていただけることになり心が踊る思いです。 私自身海外出張が多く、また身内・知人の渡航の頻度も高いことから、空港関連の移動に課題を感じていました。現在、空港送迎という分野はUberなどのライドシェア以外にも多様な選択肢が求められている時期でもあり、今後今まで以上の大きな可能性があると確信しています。

■髙橋 伸彰氏

SmartRyde社は、グローバルで勝負し得るポテンシャルが十分にあり、今後の旅行需要回復に伴い大きく成長することができると考えております。日本に留まらずグローバルで挑戦するベンチャーを全力で応援していきます。

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