車内をエンターテインメントの体験空間にする

実際に乗車してみると、車内は天井が高くゆったりした空間で、座り心地に配慮したという柔らかな座席シートには前列３名、後列２名が座れる。乗客全員の乗車確認が終わると自動運転で車両が出発する。走行中、前方の大型ディスプレイには輪郭も色彩もハッキリした車外の映像が映し出され、そこにMR技術によるCGが重なり、目の前の車窓に見えているものが、自然の景観なのかバーチャルの映像なのか区別がつかない、不思議な没入感を体験できた。低速で運行するため大きな揺れもなく、また車両にはドアがないので、車内に流れる映像コンテンツの音声と共に現実の夜空を飛ぶ鳥の声や虫の...