SWAT、JR東日本らのMaaSにオンデマンド車両配車用API提供
2022/1/14(金)
SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT)は、地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」のオンデマンド交通サービス「よぶのる軽井沢」に、オンデマンド車両配車用のルーティングAPIの提供を開始する。1月13日付のプレスリリースで明かした。
東日本旅客鉄道株式会社と株式会社西武ホールディングスは、1月15日から地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」を運行する。「よぶのる軽井沢」は、「回遊軽井沢」の提供するサービスの1つだ。同サービスは、エリアによってサービス内容が変わるハイブリッド型サービスだ。軽井沢中心部を乗降場所指定エリア(指定された乗降場所から乗降)、周辺部を乗降場所任意エリア(任意の場所から乗降)として設定している。走行可能な道路幅を細かく設定し、道幅の狭い道路を避けるルーティングを採用することにより、乗客、運行事業者共に快適な移動を提供する。
SWATのルーティングAPIには、株式会社ゼンリンの高精度・高鮮度な道路ネットワークデータを内蔵している。同データの特徴は、日本特有の入り組んだ狭い道や一方通行・時間帯規制といった複雑な道路規制情報を完備していることだ。これにより、運行事業者がオンデマンド交通の導入にあたり実施する道路情報の調査が不要になる。
また、同APIでは、車両が走行可能な道路の幅をcm単位で設定することが可能だ。さらに、車両GPSデータを用いた機械学習を通じて、各道路に時間帯ごとの最適な走行スピードを構築する技術を実装している。これらの技術により、高精度のオンデマンド交通の運行が可能となるという。