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シンガポール発・SWAT、日本のライドシェア実証でアプリ提供

2020/7/21(火)

SWAT JapanがJ:COMに提供する3つのアプリケーション

SWAT JapanがJ:COMに提供する3つのアプリケーション

シンガポール発のモビリティスタートアップのSWAT Mobility Pte. Ltd. (以下、SWAT)は20日、株式会社ジュピターテレコム(以下、J:COM)の全国約4,500台の営業車を使用したライドシェアサービス「J:COM MaaS」の実証実験に、同社のダイナミックルーティングアルゴリズムを使用したアプリケーションを提供したことを発表した。
実証実験は7月16日より東京都練馬区周辺および大阪府堺市周辺にて、J:COMの営業員向けに実施している。

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SWATは最小の車両台数で複数の乗客を効率良く相乗りさせるルーティングアルゴリズム技術を活用し、オンデマンド相乗りサービスを提供するスタートアップ。これまで世界6カ国 (シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、タイ、オーストラリア)で展開してきた。

2020年2月には日本法人SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT Japan)を設立。J:COMと連携して日本でのサービス導入に向けた実証実験を開始する。
今回、SWAT JapanがJ:COMに提供するアプリケーションは、乗客者用アプリ、ドライバー用アプリ、管理者用アプリの3つ。実証実験用に同社のアプリケーションをJ:COM専用にカスタマイズした。J:COMの営業員が希望する到着時刻に顧客宅へと到着できるように送迎アルゴリズムを生成し、アプリに実装しているという。
SWATは今回のサービス提供を通して、営業員の運転負担軽減や駐車場を探す手間を削減するなど移動時間の有効活用で生産性向上を目指すJ:COMの取り組みサポートする。

【各アプリケーションの説明】
■乗客者用アプリ:営業員がスマホアプリに乗降場所と到着希望時間を入力することで、オンデマンド送迎車の予約が可能になる。
■ドライバー用アプリ:営業員から予約が入ると、運転手は運転手用アプリ上で自動生成される目的地までのナビゲーションに従って車両を運転する。
■管理者用アプリ:アプリ上でリアルタイムの車両位置や過去の移動履歴を確認することができる。移動情報を分析したサービスレベル向上にも生かせる。

SWATは現在、シンガポールを中心に東南アジアでは企業や工業団地向けの通勤送迎サービスを展開し、オーストラリアではオンデマンド公共バス(サービス名:MetroConnect)を運行している。
またコロナ禍においては、トヨタ・モビリティ基金と医療従事者の通勤負担を削減する為のオンデマンド送迎サービスをタイ、フィリピン、インドネシアで運行開始した。

今後は日本での企業向けの相乗り送迎サービスに加え、地方自治体・交通事業者向けのオンデマンド公共バス導入を推進していく。

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