リムジンボートで空港送迎 羽田アクセス船の実証開始
2020/6/10(水)
一般社団法人 竹芝エリアマネジメントと東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、都内沿岸部に整備した「竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)」で、6月19日からの定期航路船の運航、7月13日から羽田空港へアクセスする船便の実証実験をそれぞれ実施すると発表した。
今回発着場となる竹芝地区船着場は、同地区の利便性・魅力向上に向けた取り組みの一環として、竹芝エリアマネジメントが「WATERS takeshiba」の前面の汐留川の占用許可を受け、 JR 東日本が船着場・干潟の整備を行っているもの。定期航路船(水上バス)は、複数舟運事業者と連携して地域住民や観光客向けに提供する。東京観光汽船の「TOKYO CRUISE(定員160名)」と観光汽船興業の「アーバンランチ(定員41名)」は6月19日から、東京都公園協会の「東京水辺ライン(定員140~200名)」は6月21日から運行を開始する。
■貸し切り船舶で竹芝-羽田間を移動
7月から開始する「羽田アクセス船」の実証実験では、2種類のプランを検証し、新たな交通手段の可能性を探る方針だ。一つは、貸し切りのリムジンボート(定員11名)による竹芝地区から羽田空港(もしくは天空橋)の船着場までの移動と、空港ターミナルまでのタクシーがセットになった「ベーシックプラン」。予約は乗船予定日の6日前の正午まで受け付け、利用料金は31,900円から。
もう一つが、空港ターミナルでの出迎えとハイヤーによる天空橋船着場までの移動、竹芝地区までのリムジンボートによる移動に加えて、手荷物の運搬サービスも加えた「トータルサポートプラン」だ。竹芝エリアマネジメントによると、利用客の手荷物は竹芝地区の目的地(ホテル・企業等)まで直接届けるとのこと。予約は乗船予定日の1週間前まで受け付け、料金は50,000円から。予約受付は同地区のホテル、メズム東京とオートグラフコレクション受け付けるが、両ホテル以外に宿泊する場合でもサービスは利用できるとしている。