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DeNA タクシー配車アプリ「タクベル」実証実験開始

2017/9/28(木)


ITならではの拡張性でビジネスチャンス創出

タクベルはまた、クラウドならではのさまざまな機能も有している。その一つが、AIを活用した需要予測システムである。これは乗務員向けの機能で、デバイスの画面上でエリアを選択すると、そのエリア内でタクシー需要が多い箇所を地図上に表示するもの。利用者はタクシーの待ち時間が少なくなり、乗務員は機会損失が減少するというメリットがある。ディー・エヌ・エーはこうしたAI技術とデータの解析技術、マーケティングノウハウを生かした利用者獲得・利用促進にもつなげていきたいとしており、いずれはコンサルティング事業への参入の可能性を示した。

試験終了後、正式に導入された際には、鉄道状況やイベント、天気予報の通知設定などの機能も盛り込まれる予定で、より精度の高い需要予測が可能になると見込まれている。また事業者・車種の指定や事前予約、定額運賃制度、他サービスからの誘導などの展開も視野に入っている。さらに後席にタブレットを設置し、多言語対応の翻訳機能や様々な車内コンテンツ、電子マネーへの対応なども検討していくということだ。

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