TFSら、QRコードを活用したMaaS実証実施 異なるサービスをAPI連携
2025/11/26(水)
トヨタファイナンシャルサービス(以下、TFS)は11月25日、同社が提供するMaaSアプリ「my route(マイルート)」が、日本信号、レシップとともに、国土交通省が進める「交通空白」解消に向けたパイロット・プロジェクトのひとつである「二次元バーコードチケッティングAPI標準化プロジェクト」に参画しており、11月27日より熊本県において実証実験を実施することを発表した。
同プロジェクトの目標は、複数の交通事業者をまたいでも、1つの二次元バーコードでシームレスに移動できる環境を実現することだ。鉄道もバスも、将来的には観光施設や体験コンテンツ、商店での購買なども、1枚の二次元バーコードでつながることで、真に移動しやすい社会を目指すという。
今回の実証では、同プロジェクトの一環として、鉄道・バス・商店での利用を1枚のQRコードでつなぐことを目指し、二次元バーコードチケッティングの標準化による新たな移動体験の創出に取り組む。具体的には、複数の交通事業者・サービスをまたいだ共通QRコードによるシームレスな移動体験、鉄道・バス・商店といった異なるサービス間でのAPI連携および運用面の実現可能性、既存の改札機器・認証機器との連携における技術的・運用的な課題の抽出と改善ポイントの整理、ユーザーにとってのわかりやすさ・使いやすさなど、ユーザー体験(UX)の評価を検証するという。なお、今回の実証は、11月27日に熊本駅、上熊本駅、桜町バスターミナル ほかで実施するとのことだ。







