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ティアフォー、経産省の「無人自動運転開発・実証支援事業」に採択

2024/8/21(水)

株式会社ティアフォー(以下、ティアフォー)は8月20日、経済産業省による令和5年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」への応募、採択を発表した。
同社は、今回の補助金を活用し、タクシーサービスの社会実装に向けた「自動運転移動サービス用車両開発事業」と、物流サービスの社会実装に向けた「自動運転トラック開発事業」を推進する。今回の事業の交付上限額は、2024年度において約7億円だ。

「自動運転移動サービス用車両開発事業」の目的は、自動運転によるタクシーサービスの早期の社会実装だ。ティアフォーは、2024年度に一般の利用者を対象としたロボットタクシーによる移動サービス実証を開始する。さらに、自動運転によるタクシーサービスの全国横展開を可能とする車両の開発および都内複数地域でのサービス実証を株式会社AMANE(以下、AMANE)と共同で提案。パートナー企業と連携し、以下を推進する。

くわえて、同社は、これらの取り組みを通して、ロボットタクシー車両量産化の準備を整え、また、2024年5月に発表したロボットタクシー事業を推進させる。同時に、導入検討からサービス開始までの標準化により事業参入を加速させることで、ロボットタクシーの普及を支援するという。

「自動運転移動サービス用車両開発事業」における推進事業
・東レ・カーボンマジック株式会社との連携による、ロボットタクシー車両の開発
・日本交通株式会社との連携による、都内複数地域でのロボットタクシーのサービス実証
・AMANEとの連携による、ロボットタクシーを活用したモビリティハブ構想の検証

一方、「自動運転トラック開発事業」の目的は、自動運転による物流サービスの実現だ。ティアフォーは、2024年度に自動運転の大型トラックの開発および自動運転車両優先レーンを含む区間での実証走行を開始する。パートナー企業と連携し、これまでの研究開発成果を活用しながら、以下を推進していくとのことだ。ティアフォーは、これらの取り組みを通して、2024年5月に発表した高速道路トラック向け自動運転システムの基本機能の開発を加速させ、その成果をリファレンスデザインとして商用車メーカーに提供する。そして、高速道路トラックへの自動運転機能の早期導入を支援すると述べている。

「自動運転トラック開発事業」における推進事業
・いすゞ自動車株式会社や三菱ふそうトラック・バス株式会社の技術支援を受けて、両社の大型トラック車両を基盤とした高速道路向け自動運転トラック車両の構築
・新東名高速道路における実証走行

ティアフォーが新たに開発する
ロボットタクシー車両のデザイン

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